飼い方・育て方

ゴールデンレトリバーはどんな犬?特徴や飼いやすさを解説

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日本では、住宅事情などの兼ね合いもあり人気上位の犬種はすべて小型犬です。
そんな中、ゴールデンレトリバーは例外的に大型犬であるにも関わらず高い人気を誇っています。
世界的な愛犬団体の日本支部である「ジャパンケネルクラブ」の「2020年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数」では、ゴールデンレトリバーの飼育数は全133種のうち12位(5,378頭)です。
「飼いたいのに、集合住宅だから大型犬は飼えない」などの事情のある方がいることを考慮すると、実際の人気はさらに高いでしょう。
この記事では、大型犬のなかで最も高い人気を誇るゴールデンレトリバーについて、特徴や飼いやすさなどを解説します。
60年以上にわたってペットフードメーカーとして良質なペットフードをプロデュースしているメーカーならではの視点で、ドッグフードの選び方のポイントについても解説していますので、ぜひチェックしてください。

1.ゴールデンレトリバーってどんな犬?

ゴールデンレトリバーを飼育する際には、固有の特徴や魅力を把握することが重要です。

大型犬であるゴールデンレトリバーには、小型犬のトイプードルやチワワなどとは全く異なる特徴が存在します。

この章では、ゴールデンレトリバーの概要・魅力を解説します。

1-1. 概要

ゴールデンレトリバーの平均的な概要は以下のとおりです。

体高・・・オス56~61cm/メス51~56cm

体重・・・25~27kg程度

ただし、上記は平均的な数値であり、さまざまな大きさのゴールデンレトリバーが存在します。

また、被毛の色などもマチマチです。

ゴールデンレトリバーの原産はイギリスです。

英語でレトリバー(retriever)は「取り戻す」を意味しており、鳥の猟のときに地面に落ちた獲物を拾って主人のもとに戻ってくる役割を担う犬でした。

見た目はかなり異なりますが、ラブラドールレトリバーも同じ目的で作出された犬種です。

1-2. 魅力

大型犬のなかで際立って人気の高いゴールデンレトリバーの主な魅力は、以下の点です。

・知能が高い

ゴールデンレトリバーは命令や指示を理解して実行する知能の高さがあります。また、積極的に命令を理解しようとする意欲を持ち合わせていることも多く、理想の家庭犬として知られています。

・優しそうな顔立ち

ゴールデンレトリバーを散歩していると、すれ違う人が思わず足を止めてしまうほど、優しく愛くるしい顔立ちをしています。まさに、癒し系そのものです。

・甘えん坊

ゴールデンレトリバーは、飼い主さんとじゃれ合うのが好きで、基本的には甘えたがりです。寂しさからストレスを感じてしまうこともあるほどコミュニケーションを好む犬種であり、放っておけないかわいらしさがあります。しっかりした優等生であるにもかかわらず愛嬌ある点が、ゴールデンレトリバーの大きな魅力です。

2.ゴールデンレトリバーの飼いやすさ

ゴールデンレトリバーに魅了されつつも、飼うには少しハードルが高いのでは?と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

この章では、ゴールデンレトリバーを飼いやすさの観点から掘り下げて解説します。

2-1. 性格面

ゴールデンレトリバーは、見た目のとおりとても穏やかな性格をしています。

また、命令や指示を聞いて喜んでもらうことを好むため、飼い主さんの指示や命令を基本的によく聞きます。

頭もよく、ムダ吠えをすることもないため、ペットに適している性格の持ち主です。

警戒心が強くないため番犬には不向きですが、一般的なペットとして飼うには理想的です。

2-2. しつけ面

ゴールデンレトリバーは、上述のとおり賢く人になつく犬種なので、基本的にはしつけしやすい犬種です。

ただし、ときどき感情のコントロールが難しくなることもあります。

とってきた獲物を人に渡す役割を課されていた犬種なので、人とのコミュニケーションを好みますが、その反面人と何かをしていたいという欲求を強く持っています。

したがって、退屈を感じさせないよう注意が必要です。

退屈を感じると、ゴールデンレトリバーは破壊行動や飛びつきなどの問題行動を起こすこともあります。

2-3. 生活面

ゴールデンレトリバーは、大型犬なので食事や散歩の必要量は多いです。

食事量:8kg/月程度(体重20㎏の場合、1日あたり270g程度)
(1kgあたり400円のドッグフードを与えた場合、1ヵ月の食費は約3,200円)
散歩量:10㎞前後(1日あたり1~2時間)

最低限の時間的・金銭的余裕がないと飼育が困難になるため、飼い主としての責任を果たすために飼う前にご自身の状況と照らし合わせましょう。

3.ゴールデンレトリバーがよくかかる病気・症状

大型犬・長毛種のゴールデンレトリバーには、特有のかかりやすい病気や注意すべき疾患・健康状態があります。

健康で長生きするために、ぜひチェックしてください。

3-1. アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、周囲の環境や免疫の低下などさまざまな要因で発症リスクが高まりますが、ゴールデンレトリバーの場合は遺伝的要因も加わります。

したがって、ゴールデンレトリバーはアトピー性皮膚炎に感染するリスクがほかの犬種よりも高くなります。

アレルギー性皮膚炎の症状は強いかゆみです。

動物病院にて、投薬や減感作療法(アレルギー物質を少しずつ投与してだんだん抗体を慣れさせていく手法)などの治療がおこなわれます。

愛犬がかゆがっている症状が見られたら、早急に動物病院を受診してください。

3-2.  股関節形成不全

股関節形成不全は、遺伝的な要因で起こる股関節のトラブルです。

しかし、ゴールデンレトリバーは生後60日頃までの間に発症する場合もあります。

この間、身体の作りが未完全な状態で急激に発達し、股関節に強い負荷がかかってしまい、股関節が外れて気づくことがあります。

股関節形成不全を発症すると、スキップするような歩き方をしたり、横座りをしたりするようになるなど、関節をかばうようなしぐさが増えます。

軽症の場合、対症療法で改善することもありますが程度が重くなると外科手術が必要になります。

いずれにせよ、異変を感じたら早急に動物病院を受診しましょう。

3-3.  胃拡張と胃捻転

ゴールデンレトリバーなどの大型犬は、胃の病気にも注意が必要です。

  • 胃拡張・・・胃の中に急激にガスや液体がたまっている状態
  • 胃捻転はさらに捻じれが生じている状態

胃拡張や胃捻転は、命にかかわることもあるため1秒も早く動物病院で獣医師に見てもらう必要があります。

腹痛・吐き気・足元がフラフラして呼吸が浅くなる、などの症状がサインです。

治療は外科手術がおこなわれます。

予防策は、一気食いをさせないことや食後に急激な運動をさせないことです。

3-4.  熱中症

ゴールデンレトリバーは、暑さに弱いために熱中症に注意しましょう。

暑さに弱い理由は、ゴールデンレトリバーの被毛にあります。

ゴールデンレトリバーは、ダブルコートで下毛が生えているため、熱がこもりやすい体の構造になっています。

暑い日にはエアコンを使用する、積極的に水分摂取を意識するなどの対策をおこないましょう。

3-5.  肥満

ゴールデンレトリバーは、非常に食欲が旺盛です。

おいしそうにフードを食べる様子は、ゴールデンレトリバーの魅力の一つでもありますが、肥満は内臓系の病気・関節痛などの要因になります。

日々の摂取カロリーをコントロールして肥満を未然に防止しましょう。

すでに体重が標準を超えてしまっている場合は、ダイエット食を活用したり積極的に散歩をしたりして、健康的なスタイルに戻るよう働きかけてください。

3-6.  外耳炎

ゴールデンレトリバーは、外耳炎になりやすい傾向ももっています。

垂れ耳で耳の通気性が悪く、さらに皮膚がデリケートであるためです。

外耳炎の症状は痒み・痛みです。

耳を触られるのを嫌がって、性格が攻撃的になることもあります。

完全な予防法はありませんが、耳や体を定期的に清潔にすることが大切です。

3-7.  変形性脊椎症

変形性脊椎症は、背骨の形が変形して痛みが生じる病気です。

大型犬の高齢犬によくみられる病気で、小型犬の2倍もの発症リスクがあります。

完全な予防法はありませんが、発症リスクを抑え、痛みを軽減するには以下の対策が効果的です。

  • 肥満に注意する
  • 日頃から適切な姿勢を意識する
  • 定期的に適度な運動をする

変形性脊椎症は無症状であることも多く、その際には動物病院でも生活面の指導・指示などの対策がおこなわれます。

痛みを発症している際には、食事や運動の制限や外科手術などが施されます。

4.ゴールデンレトリバーに最適なドッグフードとは?

ゴールデンレトリバーの健康・元気を考える際、飼い主さんはドッグフードの選び方を意識するとよいでしょう。

市場には多数のドッグフードがあるため、フォーカスすべきポイントを絞らないと選びきれずに困ってしまいます。

この章では、3つのポイントをご紹介します。

4-1.  良質なたんぱく質が含まれている

ゴールデンレトリバーに多く見られる皮膚トラブル(アレルギー性皮膚炎や外耳炎など)を防ぐために重要な栄養素は、たんぱく質です。

たんぱく質は、皮膚や被毛の主要構成成分となっており、たんぱく質を摂取することで皮膚自体が強くなるためです。

また、たんぱく質は筋肉の源でもあります。

ゴールデンレトリバーの大きな体を支え、活発に動き回るためにも、積極的にたんぱく質を摂取させてください。

ゴールデンレトリバーにとっての良質なたんぱく質は、肉や魚を主原料としたんぱく質の含有量豊富なドッグフードから摂取できます。

4-2.  低脂肪・低炭水化物・低カロリー

ゴールデンレトリバーは食欲旺盛で太りやすいため、3低(低脂肪・低炭水化物・低カロリー)の意識が重要です。

遺伝的に肥満になりやすい個体の場合には、特に肥満防止に対しての意識を飼い主さんが強く持ちましょう。

肥満の傾向がみられる場合には、動物病院を受診して専門的な判断を仰いだり、ダイエット食の指示を受けたりすることも大切です。

また、不妊・去勢手術の直後に体重が増加しやすくなる、という事実もチェックしておいてください。

4-3.  コンドロイチン・グルコサミン配合

ゴールデンレトリバーの骨・関節トラブルを防ぐための効果的栄養素といえば、コンドロイチンやグルコサミンが有名です。

人間のシニア向けのサプリメントにもよく用いられているこれらの成分は、ひざや関節の予防効果が期待されます。

コンドロイチンやグルコサミンは、ドッグフードに添加物として配合されています。

5.まとめ

ゴールデンレトリバーは、大型犬のなかでは飼育しやすい犬種です。

「理想的な飼い犬」といわれるように頭がよく、迷惑な行動をとることも少ないです。

しかし、退屈さが蓄積するとストレスを抱えてしまったり、皮膚や関節の病気をしてしまいやすかったりするなど、ゴールデンレトリバー特有の難しいポイントもあります。

ゴールデンレトリバーの飼育を検討中の方は、長く健康を維持し楽しい生活が送れるよう、本記事を参考にしていただけたら幸いです。

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