飼い方・育て方

ミニチュア・ダックスフンドの飼育方法特徴・注意点などを解説

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独特のフォルムがかわいらしいミニチュア・ダックスフンドは、日本国内飼育数第3位の人気犬種です(ジャパンケネルクラブ「2019年(1月〜12月)犬種別犬籍登録頭数」)。

独特な愛嬌のあるフォルムに魅了されている方は、少なくないのではないでしょうか?その一方で、次のような不安もあると思います。
「我が家でも、ミニチュア・ダックスフンドが飼えるのかな?」
「ミニチュア・ダックスフンドはどのような性格をしているのだろう?」
「どんなことに注意して、飼育したらいいのだろう?」

この記事では、ペットフードメーカーとしてペットの健康や喜びに貢献している日本ペットフード株式会社が、ミニチュア・ダックスフンドの全容を解説します。

1)ミニチュア・ダックスフンドってどんな犬?

ミニチュア・ダックスフンドの飼育方法や飼育時の注意点を知るには、概要や特徴を把握することが必要です。まずは、基本的なデータについて簡単にご紹介します。

 1-1. 特徴

ミニチュア・ダックスフンドの姿かたちは、ほとんどの方が容易にイメージできると思います。
・胴長(体長が体高の2倍にもなります)
・短足
・面長でマズルの長い顔
・アーモンド・アイ(目縁の両コーナーが鋭くとがっている形)
・垂れ耳

特徴的な点が多く、とても愛くるしい犬種です。基本情報は、以下のとおりです。
原産国  :ドイツ
サイズ  :小型犬
体高・胸囲:30~35cm
体重   :3.5~4.8kg

ミニチュア・ダックスフンドは、被毛の種類が3種類あることも特徴です。


・スムース(短毛)
・ロング
・ワイヤー(長くて硬い)

被毛の種類によって、ケアの際の注意点が若干異なります。

 1-2. 歴史

ダックスフンドが飼育されるようになったのは、16世紀頃です。ダックスフンドは、当初アナグマの猟犬として飼育されていました。アナグマを追い立てる際に狭い穴にも入っていけるようにするために、胴長短足の今の体系になったと言われています。

16世紀頃のダックスフンドは、体重が10kg以上もある中型犬でした(現在のスタンダード型ダックスフンドよりも、さらに大きかったようです)。19世紀初め頃に品種の交配などにより小型化が図られるようになり、現在は飼育されているダックスフンドの大半がミニチュアです。

2)ミニチュア・ダックスフンドの魅力・特徴

ミニチュア・ダックスフンドを飼育するうえで押さえておきたいのは、性格的な特徴と魅力です。性格を把握することで、より強い愛着を感じられたり性格に合った接し方ができたりするようになるためです。2つの観点から、ミニチュア・ダックスフンドの性格をご紹介します。

 2-1. 賢くて飼い主さんに忠実

ミニチュア・ダックスフンドの性格面でのポジティブなところは、賢くて飼い主さんに忠実なことです。猟犬として生まれた犬種であることから指示・命令をきちんと聞き順応性も高いので、家族のパートナーとして生活するにも最適です。ほかに、自立心が強く粘り強い点や好奇心が強い点も見られます。

 2-2. 警戒心が強く番犬向き

ミニチュア・ダックスフンドを飼育するうえでデメリットになりうる性格は、警戒心の強さです。小型犬ではあるもののもともとは猟犬として飼育されていたせいか、吠えやすい傾向があります。警戒心の強さは番犬として飼うにはピッタリですが、住宅地や集合住宅などでは鳴き声が近所迷惑にならないようにケアしなくてはなりません。

3)ミニチュア・ダックスフンドのしつけで注意するポイント

ミニチュア・ダックスフンドを飼育する際には、いくつか注意すべき点があります。この章では、特に意識して気を付けたい点を5点ご紹介します。

 3-1. 吠え癖の矯正

ミニチュア・ダックスフンドと共存するためには、まず吠え癖を矯正しなくてはなりません。基本的な吠え癖の矯正法は、立場を明確にすることです。愛犬に対して、飼い主さんの方が主であると理解させることです。ダックスフンドとの間で主従関係を構築するには、以下の接し方が求められます。

・毅然とした落ち着いた態度で接する
・一度に多くの命令を与えない
・愛犬からの要望をすべて真に受けてこたえようとしない

これらの接し方を子犬の頃から続けることで、愛犬が飼い主さんのことをリーダーと認め、自分の判断で強く鳴き続けたり、鳴き止ませようとしても言うことを聞いてくれなくなったりする事態を避けられます。

 3-2. 噛み癖の矯正

噛み癖をやめさせるためには、子犬の頃にじゃれるためにする甘噛みから注意してストップさせるようにします。甘噛みされたら、愛犬の目を見て低い声で「ダメ」といいます。

同時に、噛んでもよいオモチャなどを代わりに与えてください。もし散歩中などに他人を噛んでしまうと大きなトラブルにつながることもあるため、噛み癖矯正のトレーニングがうまくいかない時には、しつけトレーニングのサービスを利用するのもよいでしょう。

 3-3. 肥満に注意

ミニチュア・ダックスフンドは食欲旺盛であるため、肥満になりやすい傾向があります。そして、肥満は以下の健康リスクにもつながります。

・健康寿命が短くなる(さまざまな他の病気の原因になる)
・尿路結石になりやすくなる
・関節炎になりやすい

さらに、肥満になり運動がおっくうになり、ますます悪循環に陥りやすくなります。これらの悪循環を断ち切るためには、食事のコントロールや適度な運動を意識して早めにダイエットを心がけることが大切です。

 3-4. 室内飼育のポイント

ミニチュア・ダックスフンドの胴長短足の体型は、ケガをしやすいリスクもはらんでいます。以下のように室内環境に注意することで、愛犬のミニチュア・ダックスフンドにとって、安全で生活しやすい環境を確保できます。

・できるだけ段差や高低差を少なくする
・すべりやすいフローリングなどの素材には、すべり止めをつける
・階段に上らないように柵をつける(階段からジャンプするのを予防するため)

ご自宅の状況をチェックして、ミニチュア・ダックスフンドにとってのリスクを取り除くようにしましょう。

 3-5. 留守番のポイント

ミニチュア・ダックスフンドは、分離不安の傾向が強い点にも注意が必要です。分離不安とは、寂しさや不安から問題行動を起こしたり、体調不良の症状を示したりする疾患のことです。分離不安は、生まれつきのものもありますが、飼い主さんとの接し方によって後発的に発症する場合もあります。特に、ミニチュア・ダックスフンドが長時間一人で留守番をする環境の場合は注意が必要です。

限られた時間の中でもきちんと愛情を伝えられるように、積極的に一緒に遊んだりコミュニケーションを取ったりするなどの対応を心がけましょう。

4)ミニチュア・ダックスフンドが肥満にならないためのポイント

ミニチュア・ダックスフンドが肥満にならないようにするために最も重要な点は、飼い主さんの意識です。この章では、ミニチュア・ダックスフンドの肥満を避けるために飼い主さんが気をつけるべきポイントを3点解説します

 4-1. 適性のフード量

食事の摂取カロリーは、体重管理の最も基本になる部分です。ドッグフードに記載されている適量を必ず守り、愛犬に与えるようにしましょう。

また食事の量を管理するため1日の食事回数を定めて、決まった時間に決まった量を食べる習慣を作ることも重要です。ドッグフードの適量についての根拠を知りたい方は、「獣医師広報版」というWebサイトでも簡単にチェックできます。

http://www.vets.ne.jp/cal/pc/dog.html

 4-2. 総合栄養食

ドッグフードは商品により、特徴や含まれる栄養素が異なります。このとき、最低限意識しなくてはならないのは、「総合栄養食」のドッグフードを選ぶことです。総合栄養食とは、ペットが成長し健康を維持するための栄養素がバランスよく含まれているフードのことを指します。総合栄養食と水のみで、犬は基本的に必要な栄養素をすべて摂取できます。

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ラシーネ ミニチュア・ダックスフンド

●ミニチュア・ダックスフンド専用フード。
●腰・関節の健康維持にN-アセチルグルコサミン、コンドロイチンを配合。
●体重管理に配慮して、低脂肪、低カロリー設計。
●着色料不使用。
●国産。
●獣医師監修。

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 4-3. 適切なおやつ量

市販のおやつは、カロリーの多いものが多いため、与え方には注意が必要です。おやつの適量は、1日の栄養摂取量の20%以内です。おやつには、必要な栄養素がバランスよく含まれていないため、与えすぎると栄養素が不足するリスクがあります。また、おやつを与えた際にはその分食事の分量を減らし、カロリーの調整をしましょう。

5)ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気

ミニチュア・ダックスフンドは、いくつかかかりやすい病気があります。日頃の生活の中でかかりやすい病気を意識して生活することで、健康寿命を延ばすことにもつながります。この章では、ミニチュア・ダックスフンドにとってリスクの高い5つの病気のリスクを解説します。

 5-1. 皮膚病

犬は全般的にアレルギー性皮膚炎などの皮膚病発症リスクが高い動物です。ミニチュア・ダックスフンドのうち、特に被毛の長いタイプは皮膚病のリスクが高まります。

病院での治療法は、疾患ごとに異なりますが、皮膚病の治療は全般的に長期間にわたりやすい傾向があります。また、かゆみや痛みから患部を掻いて、掻いた箇所から炎症が起こるなどの悪循環が生じやすい点にも注意が必要です。皮膚病を抑えるために重要なことは、以下の3点です。

・ブラッシングやシャンプーなどの、皮膚・被毛のケアを日頃からおこなう
・たんぱく質やビタミンDなどの被毛によい栄養素を日頃から摂取する
・異変が生じたら、早めに動物病院を受診する

 5-2. 外耳炎

ミニチュア・ダックスフンドは、耳の中の通気性が悪いことから外耳炎リスクにも注意しなくてはなりません。初期症状として、耳のあたりをかゆがったり、変わった匂いがしたりするなどがみられます。重度になると、強い痛みを伴うようになり、耳から膿が出てくることもあります。治療方法は投薬治療が中心です。治療が長期化しやすく、治療費も高額になりやすいため、日頃のケアを強く意識しましょう。

ケア方法として意識したいのは、以下の2点です。

・日頃の耳かき
・定期的に検診を受けること

 5-3. 椎間板ヘルニア

ミニチュア・ダックスフンドは、腰や膝の関節に負担がかかりやすい傾向がみられます。椎間板ヘルニアになると、歩行に不自由を感じるようになり、重度になると痛みによって歩けなくなります。軽度の場合は内服、重度になると外科治療がおこなわれますが、重要なことは早期に動物病院を受診することです。

日頃のケアとして、膝の関節によい成分(コンドロイチンやDHAなど)を配合したフードを与えることも大切です。

 5-4. 腫瘍

皮下腫瘍と乳腺腫瘍は、それぞれの部位にしこりが生じる疾患です。腫瘍には良性と悪性があり、乳腺腫瘍はそれぞれ確率は50%程度であると言われています。

特有の症状があるわけではありませんが、病状が進行すると拡大し、悪性の場合、転移することもあります。悪性のものが危険であることは言うまでもありませんが、良性であっても痛みを生じることがあるため、いずれにせよ早期治療が必要です。

早期に発見するために日頃から愛犬に多く触れ、しこりができたときに発見できるようにしておきましょう。

 5-5.  眼疾患

ミニチュア・ダックスフンドは結膜炎など、目の病気の発症リスクも高いです。目やにが増えてきたり、涙やけがみられたりする際には、早めに動物病院を受診しましょう。

眼の病気をそのままにしておくと、視力の低下や失明などのリスクがあります。また、目の周囲を掻いて、炎症を悪化させてしまうこともあります。眼の病気は遺伝性もあり、日頃のケアによる予防は困難です。

・長毛種は、被毛が目に入らないようにカットすること
・散歩時に、草などが目に入って眼球を傷つけないようにすること
・異変に気づけるように、日頃から様子をよく観察すること

上記を意識して、異変がみられたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

6)まとめ

ミニチュア・ダックスフンドには、独特の愛くるしさがあります。小型犬であることや頭のよい犬種であることから、きちんとしつけをすれば飼育しやすい犬種に部類されるでしょう。

ただし、ミニチュア・ダックスフンドの吠え癖と噛み癖は必ず注意してトレーニングしなくてはなりません。これらは近所迷惑やトラブルにも発展する可能性が高く、トレーニングできていないと飼い主さんにとっても大きなストレスになるでしょう。

また、記事内でご紹介したミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気・疾患に対するケアも意識しましょう。

 

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