プレミアムドッグフードが人気沸騰!流行に惑わされない良いフードの選び方
#プレミアムドッグフード #ドッグフード選び最近のドッグフード業界では、プレミアムドッグフードが流行しています。
実際に、ドッグフードをインターネットで購入しようとしていて、プレミアムドッグフードとパッケージに記載された商品が気になった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
「プレミアムドッグフード」というと、とても魅力的で高品質な商品をイメージする方が多いと思います。
しかし、プレミアムドッグフードを購入する際にはドッグフードに関する知識を身につける必要があります。
イメージだけで商品を購入すると、結果的に損をすることもあるためです。
この記事では、プレミアムドッグフードの概要・特徴・選び方などをご紹介します。
ペットフードメーカーとして60年以上の実績をもつ「日本ペットフード株式会社」が解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.プレミアムドッグフードとは?
最初にプレミアムドッグフードとはどのような商品を指すのかについて確認しておきましょう。
ドッグフードなどの商品は、イメージのみで購入するかしないかを判断してしまいがちなので、定義や特徴を理解することはとても重要です。
1-1. 定義は特に決まっていない
プレミアムドッグフードに関する法律上の定義は特にありません。
また、ドッグフードメーカーや業界内で「プレミアムドッグフード」を販売するための条件なども決まっていません。
プレミアムドッグフードとそうでない商品との違いは、メーカーが「プレミアム」の名称を使用するか否かの違いのみです。
それでもプレミアムドッグフードが流行しているのは、愛犬への健康志向の高まりによるものです。
栄養状態や衛生状態が良くなったことで、飼い犬の健康寿命は長くなっています。
そして、飼い主さんの「愛犬にいつまでも健康でいてほしい」「おいしいものを食べてほしい」という気持ちが「プレミアムドッグフード」が選ばれる要因となっています。
1-2. 特徴(傾向)
プレミアムドッグフードは、メーカーそれぞれの独自の基準によるものなので、決まった特徴や傾向はありません。
同じメーカーの安価なシリーズよりも高品質なものである可能性は高いですが、高品質が保証されているわけではありません。
ほとんどのプレミアムドッグフードに共通して見られる特徴は、2点です。
- パッケージが豪華である
- 高価格である
結果的に、消費者側が「品質がよさそう」と錯覚してしまいやすい状況になっています。
1-3. 価格に見合うか否かは個別の判断が必要
プレミアムドッグフードは欧米から人気が高まりました。
そして、日本でもプレミアムドッグフードの人気が高まっています。
しかし、上述のとおりプレミアムドッグフードには明確な法律上の定義がありません。
「プレミアムドッグフード」が価格に見合ったものであるか否かは、飼い主さんが判断しなくてはなりません。
もちろん、品質にこだわって作られたプレミアムドッグフードもあるでしょう。
重要なことは、商品の品質や原材料などを飼い主さんが把握したうえで購入することです。
2.価格に見合うプレミアムドッグフードとは?
「愛犬に長生きしてほしいから、健康的なフードを与えたい」との思いは飼い主様として当たり前の気持ちです。
だからこそ、パッケージの文言やイメージに合った高品質なフードの見分け方を把握していただきたいと考えています。
この章では、価格に見合うドッグフードを見分けるポイントを3点ご紹介します。
2-1. 栄養価が豊富
健康面において最も重要な点は、ドッグフードに含まれる栄養素です。
総合栄養食といわれるドッグフードには、犬にとって必要な栄養の大半がバランスよく含まれています。
ただし、総合栄養食を選べば全く問題ないというわけではありません。
商品によって含まれる原材料や得られる栄養素が異なるためです。
栄養素の観点で、参考になるのはアメリカのペットフード栄養基準を定めている団体AAFCO(米国飼料検査官協会)です。
世界の多数の国々においてペットフードメーカーの製品開発や栄養組成作成における指針となっているAAFCOが推奨値として定めている主な基準値を紹介します。
成長期 | 維持期 | |
たんぱく質 | 22.5%以上 | 18.0%以上 |
脂肪 | 8.5%以上 | 5.5%以上 |
カルシウム | 1.2%以上 | 0.5%以上 |
リン | 1.0%以上 | 0.4%以上 |
カリウム | 0.6%以上 | 0.6%以上 |
特に、たんぱく質の含有量などはパッケージに大きく記載されていることが多いため、AAFCOの推奨値はとても参考になるでしょう。
2-2. 安全性が高い
愛犬の健康維持のためには、原材料の安全性も重要です。
特に注意をしなくてはならないのは、防腐剤や人工香料などの添加物です。
・亜硝酸ナトリウム
変色や細菌の繁殖を防ぐ効果がある反面、強力な毒をもっています。ペットフード安全法制定にて使用上限値が定められているもの、避けたい添加物です。
・BHT/BHA
酸化防止剤として使用されています。BHTには発がん性、BHAには変異原性の発生リスクが疑われています。
・ソルビン酸カリウム
防腐剤として使用されていますが、ラットを使用した実験では半数のラットが死亡したとの報告があります。
ただし、ほとんど危険のない添加物もあるため、添加物に関する知識も必要です。
2-3. 適切に管理されている
ペットフードは、人の食べ物などと比べると流通に関する規制も厳しくありません。
不衛生な倉庫や高温高湿度の環境などで保管されていたりすることもあります。
不適切な環境に長く置かれていると、商品が劣化してしまったり、臭いが悪くなってしまったりすることもあります。
ただし、商品の流通・保管状況を個人がチェックするのは現実的にほぼ不可能です。
できる対応策としては、信用できるメーカーの商品を購入することです。
例えば、ISOやHACCPなどを取得しているメーカーは、安全性に最大限注意している企業であると考えられます。
メーカーのホームページをチェックして、メーカーのビジョンや基本的な考え方をチェックするのもよいでしょう。
3.プレミアムドッグフードの品質の判断材料にならないポイント
プレミアムドッグフードの購入時に限ったことではありませんが、商品購入の際に誤った判断をしてしまうポイントになるものもあります。
この章でご紹介する5つのポイントは、一見品質の見極めに役立ちそうなポイントですが、判断を惑わされないように注意する必要があります。
3-1. 価格
価格を判断材料にする際には注意が必要です。
必ずしも「高価格=高品質」になるとは限らないためです。
ただし、本当に高品質なドッグフードの場合には、原材料にもこだわって作られているため、結果的に価格が高くなることはあります。
また、安価にするために管理や流通の状態が劣悪になっている商品もあります。
重要なことは、価格だけを判断にするのではなく、価格の根拠を考えることです。
そして、フードが価格に見合ったものであるか否かを判断することが大切です。
3-2. パッケージの豪華さ
パッケージの豪華さは、商品の品質とはまったく関係がありません。
そもそもパッケージとは、愛犬のためではなく商品を購入する飼い主様にむけたものであることを理解したうえで、フードを選びましょう。
ただし、パッケージに記載されている原材料表示や配合成分の情報は極めて重要な情報です。
したがって、インパクトのある写真やイラストよりも、安全性や品質を示すための情報が正しく記載されているか否かを判断材料としましょう。
3-3. ブランド
ドッグフードに限っては、有名ブランドと商品の安全性は比例しません。
メーカーの知名度よりも、メーカーが実際どのようにフードを製造しているかの方が重要です。
優良なメーカーの見極め方の例をご紹介します。
- ペットフードメーカーとしての実績がある
- ISOやHACCPなどの基準を満たしている
- WebページやSNSなどで信ぴょう性のある情報発信をしている
メーカーを判断する際には、一つの基準ではなく多面的・多角的に情報を取得して判断することが重要です。
3-4. 無添加
有害な添加物は避けるべきですが、必ずしも「無添加」がよいとは限りません。理由は2点あります。
・何が「無添加」なのかがわからない
単に「無添加」とパッケージに記載されている場合、何が無添加なのかがわかりません。香料・保存料・着色料など、きちんと指定されている場合はよいのですが、そうでない場合はそもそも情報として参考にできません。
・添加物すべてが悪いものではない
添加物のなかには、むしろ健康維持や製品の品質維持のために有効なものもあります。「無添加」によって、フードの栄養バランスが悪くなってしまったり、すぐに品質劣化するようになってしまったりすることがあります。
添加物=NGという考え方をいったん改めて、危険な添加物が含まれていないことを優先的に考えるよう意識しましょう。
3-5. プレミアム
そもそも「プレミアム」には定義がありません。
高品質なドッグフードを選ぶこと自体はとても意義のあることです。
しかし、「プレミアムドッグフード=高品質」とは断言できないことを理解しておきましょう。
4.本当に「プレミアム」なドッグフードの選び方
本当に「プレミアム」なドッグフードの選び方についてもまとめておきましょう。
この章でご紹介する4つの基準をすべて満たした場合には、愛犬も飼い主様も心から満足できるドッグフードに出会えることでしょう。
4-1. 原材料表示をチェック
ドッグフードを客観的に判断するために、最も重要な情報は「原材料表示」です。
商品パッケージの裏面や、商品のWebサイトなどをチェックして、信頼できる商品であるか否かを判断しましょう。
チェックポイントは、以下のとおりです。
- 原材料の栄養配分表示(特にたんぱく質の配合量)
- 危険な添加物のチェック(有害物質に要注意)
こまかな文字をチェックするのは大変ですが、よい商品に巡り合えればその後は同じ商品を継続購入できます。
4-2. メーカーの姿勢
犬やペットの健康を心から願っているペットメーカーを選びましょう。
ペットフードは、人間用の食べ物と比べて法律の規制は厳しくありません。
だからこそ、メーカーが自社で定めている基準の度合いによって、安全性が大きく左右されます。
ISOやHACCPなどの信用できる企画を取得しているメーカーであれば、保管や流通を安全におこなっている可能性が高いです。
4-3. 愛犬の食いつき
フードを切り替えた際の、愛犬の食いつきもフードの判断ポイントの一つです。
基本的に良質な肉・魚などを主原料としているドッグフードは香りがよいため、犬の食いつきもよくなります。
香料などで犬の食欲を喚起している商品もあるため全体的な指標ではないですが、判断材料の一つにしましょう。
4-4. 続けやすい価格であること
どんなに優れたドッグフードであっても、経済的に続けられなくては意味がありません。
したがって、経済状況的に負担がかかりすぎない価格帯のフードを選びましょう。
5.プレミアムドッグフードを探している方におススメのフード
最後に、プレミアムドッグフードを探している方にオススメのドッグフードをご紹介します。
「ビューティープロ ドッグ」です。商品のオススメポイントは、以下のとおりです。
- 1日に必要な栄養素を幅広くカバーしている
- 関節痛や歯周病など、犬に特有の健康上の悩みにアプローチする成分が含まれている
- 危険性の高い添加物は含まれていない
- メーカーの「日本ペットフード株式会社」は、ISO22000取得
「プレミアムフード」とうたっているわけではありませんが、栄養面・安全性・続けやすい価格のすべてを満たしたドッグフードなので、まさに求められているドッグフードではないかと思います。
オススメのドッグフードはこちら
「ビューティープロ ドッグ」シリーズ
●優れた栄養バランスで免疫力を維持。
●コラーゲン3000mg/kg配合。
●食べやすいハート型粒。
●着色料無添加。
●獣医師監修。
●総合栄養食。
6.まとめ
プレミアムドッグフードの人気が高まっていますが、法律などで定義が決まっているわけではありません。
残念ながら、プレミアムであるか否かはメーカーの自己判断によるものです。
もちろん、プレミアムドッグフードの中には品質面の優れたドッグフードも数多く存在するでしょう。
しかし、プレミアムドッグフードだから必ず品質が高いというわけではありません。
本記事を参考にして、本当によいドッグフードをご自身の判断のもと探していただければ幸いです。
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