飼い方・育て方

柴犬を飼おうか迷っている方必見!特徴・飼い方・オススメフード

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日本生まれの柴犬は、最近では" shiba inu"として海外でも人気が高まりつつあります。
SNSなどで写真や動画が数多く投稿されており、日本を代表する犬種であるといえます。
純粋犬種の犬籍登録や、有能・優良犬の普及などのために活動している愛犬団体「ジャパンケネルクラブ」の発表では、全133犬種中柴犬の飼育数は8位(9,262匹)です。
この記事では、愛犬家に人気の柴犬に関して、特徴・性格・飼いやすさなどを解説します。

1.柴犬に見られる3つの特徴

柴犬には、見た目や性格に関していくつかの固有の特徴があります。

欧米で生まれた犬種とは異なる柴犬ならではの特徴は、柴犬の魅力ポイントであるともいえます。

基本的な情報は、以下のとおりです。

  • サイズ・・・体高40㎝前後
  • 体重・・・10㎏前後

※マメシバは、体高30㎝前後、体重4~5kg程度です。

※マメシバは、日本犬保存会やジャパンケンネルクラブ(JKC)では、マメシバという犬種を認めていません。

まずは、3つの観点から柴犬の魅力についてチェックしましょう。

1-1. 2種類の顔

柴犬といえば、キツネのような凛とした顔を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は柴犬の顔の種類は大きく分けて2種類あります。

キツネ顔(縄文柴)

マズル(口回りから鼻先までの長さ)が長い面長な顔をしています。細く筋肉質な体型をしています。 キツネ顔の別名は縄文柴ですが、厳密にいえば縄文柴とは柴犬のルーツ(原種)の在来種のことです。 「縄文柴」と呼ばれるのは、顔立ち・姿かたちの見た目が縄文柴犬によく似ているためです。

タヌキ顔(新柴)

マズルが短く丸顔の柴犬を指します。 目の位置が比較的下についていることが多く、目尻が下がっているという特徴もあります。 体型はやや長方形で筋肉質であることがスタンダードとされています。

ただし、両者には厳密な定義はなく、その両者の境目もあいまいです。

1-2. 飼い主に忠実でしつけしやすい

柴犬はコンパクトながらも、日本古来の猟犬ならではの性格を備えています。

柴犬の性格の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 飼い主に従順(その反面、飼い主さん以外の家族やほかの動物に対してはあまり興味を示さない傾向がある)
  • 程よくクールで、飼い主さんにベッタリ甘えすぎない
  • 比較的警戒心は強いものの、ムダに吠えることは少ない

柴犬は、もともと番犬として飼われていたこともあり、愛玩をメインの目的とした犬種と比較するとパーソナルスペースを必要とするなどクールな面があります。

ペットとして社会にて共存・強制しやすいようになってあまり吠えないようになりましたが、トレーニングされていなかったり興奮しやすかったりする個体は大きな声でよく吠えることもあります。

とはいえ、全体的には飼育しやすい犬種であるといえます。

1-3. 寒さに強く暑さに弱い

日本で生まれた柴犬は、日本の気候には比較的順応しやすい犬種です。

暑さ・寒さともに、日本の標準的な気候にはある程度対応できます。

とはいえ、柴犬も極端な暑さや寒さには弱いです。

他の犬種と同様に、暑さに対して弱い傾向があります。

柴犬の暑さ・寒さ対策をするためには、飼い主さんが愛犬の様子をていねいに観察することが大切です。

例えば、暑い時にはぐったりとした様子を見せたり食欲が減退したりします。

寒い時には、体が震えたり水を飲む量が少なくなったりします。

暑すぎても寒すぎても、体調悪化の原因になるため、十分に様子を観察しましょう。

2.柴犬の飼いやすさ

柴犬は、環境への順応性があり性格も従順なので、室内・屋外のどちらでも比較的飼いやすい犬種です。

項目別にポイントをご紹介します。

・ストレス

柴犬は、ストレスに対してデリケートです。 したがって、できるだけ同じ時間に起床・食事・散歩をするなど、リズムを整えて生活するようにしましょう。

・繊細

多くの柴犬は、繊細な性格の持ち主です。 あまりベタベタと触られるのを好まず、パーソナルスペースを必要とします。 あくまでも傾向ですが、愛犬の性格を把握したうえでコミュニケーションを深めると、より仲良くなれます。

・鳴き声

ムダ吠えは少ないですが、個体によります。 注意しなくてはならないのは、自分の要求を通すために吠えるケースがあることです。 吠えるたびに要求をかなえていると習慣化してしまうため、根気よく無視しましょう。

・散歩

柴犬は小型犬に分類されますが、中型犬と同等くらいの散歩量を必要とします。 散歩量が不足するとストレス要因にもなるため、1日あたり30分~60分程度の散歩をしましょう。

上記のようにさまざまな注意点や傾向があるものの、偏りなどもなく比較的飼育しやすい犬種であることを覚えておきましょう。

3.柴犬の飼い方のポイント

柴犬と一緒に仲良く健康的に過ごすためにはコツがあります。

この章では、2つの点をご紹介します。

3-1. 必要な日々のケア

柴犬を飼育する際に日常的におこなうべきケアは、以下のとおりです。

・散歩

大雨や愛犬の体調不良の日以外は、毎日決まった量の散歩をするように心がけましょう。 老犬は特に昼間の日光浴が必要なので、足腰が弱っているのであればカートに乗せてのお散歩もおすすめです。

・シャンプー

シャンプーは2ヵ月に1度程度の頻度でおこないます。 柴犬は皮膚トラブルが多いため、必ず犬用のシャンプーを使用し、必要に応じて低刺激のものや薬用シャンプーを利用しましょう。 シャンプーの選び方ややり方がわからないときには、動物病院やトリミングサロンなどで相談できます。

・肛門腺のケア

肛門腺とは肛門近くにあるマーキング用の分泌物を出す器官です。 肛門腺はとてもニオイが強く、またそのままにしておくと蓄積してどんどんニオイが強くなるため、シャンプーのとき一緒にきれいにしてください。

・歯磨き

柴犬は他の犬種と同様に歯周病になりやすいため、予防のために歯磨きをしましょう。 理想的な頻度は、1日1回です。 歯磨きを嫌がるときには、歯磨き用のガムを利用したりしながら、工夫をしましょう。

・爪切り

衛生面のケアのため、1ヵ月に1度程度爪切りをしてください。 深爪をすると、血管や神経を傷つけてしまうため気を付けてください。

・ブラッシング

柴犬は短毛種ですが、春と秋に訪れる換毛期の抜け毛が多いためていねいにブラッシングをしてください。 ブラッシングが不十分だと、抜けた毛が毛玉になったり、感染症の原因になったりすることがあります。

抜け毛対策には、毎日のブラッシングがベストです。

3-2. しつけの仕方

柴犬は、従順ではありますが簡単にしつけられるわけではありません。

少し警戒心が高めなところがあるので、適切な社会化とトレーニングが必要です。

社会に適応できるよう育てるためには、根気強さやコツが必要です。

柴犬のしつけをするにおいて重要な点は、褒めることです。

例えば、吠えるのをストップさせたい時には、愛犬が泣き止むまで辛抱強く我慢をして、泣き止んだ時にすかさずたくさん褒めるようにします。

また、柴犬の集中力は10~15分程度しか持続しないため、短期集中的にしつけをするよう意識してください。

「OK」「ダメ」など短くてわかりやすい言葉で飼い主さんの考えをわかりやすく伝えましょう。

褒める時には、ジェスチャーや表情などを大げさに表現して、わかりやすくするように工夫する姿勢も大切です。

柴犬は、忠誠心の強い犬種です。

ただし、飼い主さんとの間に信頼関係が構築されなければ、当然言うことを聞いてくれるようにはなりません。

むしろ、柴犬は自分自身が「リーダー」だと認識している相手以外に対してはかなりドライです。

また、飼い主さんではなく自分自身のことを「リーダー」だと認識するようになると、自分のグループを守るために来訪者に対してよく吠えるようになるなどのデメリットも生まれます。

飼い主さんがリーダーになれるよう、愛犬を尊重しながらコミュニケーションをとるようにしましょう。

4.柴犬で注意すべき健康のリスク・病気

犬は、犬種によってかかりやすい病気や健康面での配慮すべきポイントが異なります。

柴犬に関しても特有のかかりやすい病気があり、以下の傾向がみられます。

  • 皮膚トラブルが生じやすい
  • ほかの小型犬と同様、足の骨・関節のトラブルを生じやすい

具体的に柴犬の飼い主さんがケアすべき病気のポイントをご紹介します。

4-1. アトピー性皮膚炎

柴犬は、皮膚疾患が発生しやすい犬種のひとつ。

食物アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、膿皮症などに特に注意が必要です。

アトピー性皮膚炎は、人間のアトピーに症状が似ていることから、その名前が付けられています。

アレルゲン物質(ダニ・花粉・ハウスダスト・カビなど)に抗体が反応することによって発症します。

アトピー性皮膚炎の主な症状は、強いかゆみを伴う炎症・脱毛・色素沈着などです。

アトピー性皮膚炎の症状が現れたら、早めに動物病院を受診してください。

投薬などにより痒みや炎症を抑えつつ、アレルゲンを特定し、除去などの治療がおこなわれます。

4-2.  膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は、小型犬によくみられる骨・関節のトラブルです。

後ろ足の関節部分が本来のある位置からズレることによって、痛みや歩行困難な状況を生みます。

程度がひどくなればなるほど痛みが強くなるため、異変に気が付いた時には早急に動物病院を受診してください。

動物病院ではレーザー治療による処置が施されます。

4-3.  甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、甲状腺から分泌されるホルモンの分量が減少し、運動を嫌がり、太ってきて、元気がなくなってしまう病気です。

柴犬・トイプードル・ミニチュアシュナウザーなどの小型犬に多く発症する病気です。

免疫異常・遺伝が原因だと考えられており、予防法は特にありません。

動物病院では投薬による治療がおこなわれます。

予後は良好なので、元気がないようであれば早急に動物病院を受診してください。

4-4.  認知症

柴犬は長生きの犬種として知られています。

老犬になると認知症になる確率がほかの犬種より高い傾向にあります。

急に愛犬が夜鳴きをするようになったら、その原因には認知症があるかもしれません。

認知症には、根本的な治療法はありません。

刺激が少なすぎる場合、認知症を発症しやすいことが知られているため、飼い主さんは散歩や遊びなどでコミュニケーションをたくさんとって一緒に遊ぶなどの対策を心がけるとよいでしょう。

夜泣きに対しては昼間活動をして夜に眠る生活習慣を作る、突発的な行動に対しては行動範囲からケガの原因となるようなものを取り除き安全を確保する、など環境を整えてあげることが重要です。

それでも、夜鳴きなどが収まらない場合は、獣医師に相談の上、薬物療法やサプリメントの投与を行うこともあります。

5.柴犬に最適なドッグフードの3つの要素

柴犬が安全かつ元気に生活をするためには、ドッグフードの選び方も重要です。

この章では、柴犬のドッグフード選びで重要となる3つのポイントを解説します。

5-1.  高たんぱく・低カロリー

柴犬のフードに関して、まず注意すべきポイントは高たんぱく・低カロリーです。

デリケートな被毛・肌をもつ柴犬に対しては、被毛の主原料である優れたたんぱく質を摂取することが重要であるためです。

また、カロリーを摂取しすぎて肥満になってしまうと、骨・関節に重い負荷がかかったり、内臓系の病気をしやすくなったりします。

肉・魚などを主原料としたフードを選ぶことで、バランスの良いたんぱく質を摂取できます。

5-2.  オメガ-3脂肪酸

オメガ-3脂肪酸は、関節炎を抑えたり予防したり、皮膚や被毛を健康に保つなどの効力が期待される栄養素です。

犬は、オメガ-3脂肪酸を体内で合成することはできないため、フードから摂取する必要があります。

オメガ-3脂肪酸は、サケ・マグロ・サバなどの脂分の多い魚に多く含まれていますが、いくつかのドッグフードには原材料としてオメガ-3脂肪酸が含まれています。

DHA・EPAなどのオメガ-3脂肪酸は脳や神経の働きを活性化させると言われており、子犬の脳の発育や老犬の認知症予防にもおすすめです。

5-3.  健康に有毒な成分が含まれていない

柴犬の健康を守るためには、添加物にも注意する必要があります。

亜硝酸ナトリウム・BHA・BHT・エトキシキンなどの保湿性や保存性を高めるために含まれている人工添加物のなかには、体に悪影響を及ぼすことが示唆されているものもあります。

添加物のすべてが有害であるわけではありませんが、上記の危険性が示唆される人工添加物の摂取には十分に注意が必要です。

6.柴犬に最適なドッグフードとは?

これまでの内容をふまえて、柴犬にとって理想的なドッグフードを案内いたします。

必ず押さえておきたいポイントは、以下の3点です。

  • 優れたたんぱく質となる原材料(肉・魚)がバランスよく用いられていること
  • 健康へのリスクのある人工添加物が用いられていないこと
  • オメガ-3脂肪酸が含まれていること

さらに、アレルギーを起こしやすい柴犬に関していえば、食物アレルギーの発症リスクにつながる原材料のメインとなっているフードは避けるべきでしょう。

以上をふまえて、オススメしたいのが「ビューティープロドッグ」シリーズです。

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7.まとめ

日本を代表する小型犬である柴犬は、従順で社会性もあるため比較的飼育しやすい犬種です。

元々は番犬だったため警戒心が強くよく吠える犬種でしたが、近年では必要なとき以外には吠えない個体が多いです。

被毛トラブル・アレルギー・足の骨・関節などにトラブルを抱えやすいため、日々のケアやフードの工夫などにより健康・元気を維持できるよう工夫しましょう。

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