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2ヵ月の子犬がフードを食べない!?離乳期の子犬へ正しく対処するための接し方

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離乳期の子犬がフードを食べないときの原因は様々ですが、一つひとつ考えられる原因を考えることで適切な対処をすることができます。
とはいえ、離乳期の子犬がフードを食べない原因は多数考えられます。
①「与えているフードに問題があるの?」
②「環境変化による緊張やストレスなの?」
③「疲れや体調不良で食欲がないの?」
④「動物病院へ行くか、様子を見るのかどっちがいいの?」
と、途方に暮れてしまう飼い主さんも多いことでしょう。
この記事では、離乳期の子犬がフードを食べない原因を一つひとつ解説しています。
また、それぞれの原因ごとの対処法についても解説しています。
ぜひこの記事を読んだら、対処してあげてください。

1.2ヵ月の子犬が餌を食べないのは異常?離乳期に考えられる原因は?

離乳期の子犬がフードを食べなくなったとき、やはり飼い主さんとしては子犬の体調やストレスが心配になるでしょう。

特に月齢2ヵ月頃は、犬にとって成長期の食べ盛りの時期なので、元気な子犬なら1日に3食しっかり食べます。

ですので、餌フードを食べない状態はどこか少し調子が悪い状態ということです。

とはいえ、子犬が食べなくなる要因はたくさんあります。

「子犬がフードを食べなくなってしまった」と悩んでいる飼い主さんは少なくありません。

子犬がフードを食べなくなってしまうのは、次の要因があります。

  • 病気
  • フードの内容
  • フードの与え方
  • 環境による緊張やストレス
  • 疲れや体調不良

それぞれの要因の詳しい内容や対処法については、この後詳しく解説していきます。

「今、離乳期の子犬がフードを食べてくれなくて、どうしたらいいか分からない」といった状況に直面して、何をすべきか分からないといった飼い主さんのために、まずは病気かどうかの見極め方法を、次の章で解説します。

2.病気かどうかの見極め方法|不安なときは動物病院へ

離乳期の子犬がフードを食べない時に、最初に気になるのは「病気なのかどうか?」という点ではないでしょうか?

先述の通り、離乳期の子犬はちょっとしたことでご飯を食べなくなってしまうので、フードを食べないからと言って、必ずしも病気とは言い切れません。

病気かどうかを見極めるためには、まずは病気であることを示すサインが現れているかどうかをチェックします。

  • 水も飲まず、食べ物も一切食べない
  • 下痢や嘔吐などの症状も併発している
  • ぐったりしているなど、明らかに元気がない

これらの症状が出ていたら、一刻も早く動物病院を受診すべきです。

治療や対処は、早ければ早いほど回復の見込みが高まりますし、全快までに要する期間も早くなることが多いです。

また、もし病気の兆候が見られなくても

「病気なのかどうか不安・・・」

「どうしても餌を食べてくれない・・・」

など、飼い主さんが不安に思う時にはやはり、動物病院にて獣医師の先生の指示・アドバイスを受けると安心できます。

次の章からは、病気以外の要因について一つひとつ解説していきます。

3.与えているフードに問題があるケース

病気以外に、離乳期の子犬がフードを食べない要因として考えられることの1つ目に、与えている餌そのものに問題があるケースが考えられます。

これらのケースでは、フードを変更するだけで見違えるようによく食べるようになることがあります。

対処もしやすく、子犬にとてもよく見られるケースなので、まずフードの変更を試してみることをおすすめします。

ポイントを4つ紹介するので、あてはまるものがないかどうかを考えながら読み進めてください。

3-1.  ペットショップなどで口にしていたものと変わってしまった

おうちに迎え入れる前のフード(ペットショップなど)が与えていたフードと違うものになってしまったため、フードを口にしなくなってしまう子犬もいます。

観察ポイントは、においは嗅ぐが食べない、いやいや食べているかをみてみましょう。

特に、前に食べていたものと比べて、フードのグレードが下がってしまったときに、食いつきが悪いケースが多々見られます。

フードの食いつきが悪い時には、購入したペットショップに、どのようなフードが与えられていたかを確認して、同じものや似た内容のものを与えるのが効果的です。

3-2. 餌に飽きている

個体差がありますが、同じフードが続くと飽きてしまう子犬もいます。

子犬にずっと同じフードを与えている場合は、他のメーカーの近い成分のものに切り替えたり、フードの種類にバリエーションを持たせてみたりするなどの対策をして、食いつきの具合を確認しましょう。

3-3. 好き嫌い/与えているペットフードがおいしくない

フードの好き嫌いや、与えているペットフードがおいしくないという理由から、子犬がペットフードを食べなくなってしまうことも考えられます。

好き嫌いや味覚の好みは個体差もありますが、注意したいのは、おやつやウェットフードです。

一般的に市販のおやつは、生後3~6ヵ月くらいから与える飼い主さんが多いですが、中には2ヵ月の頃から、少しずつおやつを与えられている場合もあります。

この時、おいしいおやつやウェットフードの味に慣れてしまうと、普段のフードの食いつきが悪くなってしまうことがあります。

基本的には1年くらいまではおやつを与えずに、ドライフードを食べる習慣をつけることを優先し、それでもおやつを与えるときは、子犬用のものをごく少量にとどめることを意識しましょう。

また、しつけに与えるおやつの際も同様の注意が必要です。

また、おやつの問題とは関係なく、普段与えているフードがおいしくない場合にも、食いつきが悪くなってしまう状況がよく見られます。

犬にとって、おいしいフードの見極め方はなかなか難しいとは思いますが、大量入りで安売りされているものや、安全性が確かではないものは、犬にとっておいしくないフードの可能性があります。

ここで、おいしくて安全性の高いフードを1つ紹介します。

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おいしく食べて健康を保ちながら、体調の良さと毛並みの美しさを実感できます。

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また、口の小さい子犬のため、食べやすいハート型の小粒で、小魚粉末や海藻粉末などDHCを配合した着色料無添加食品という点もポイント。

400gと2.5kgの2種類がありますので、ぜひご検討ください。

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3-4.  フードが食べにくい

離乳期の子犬がドッグフードを食べない時に最も多い理由は、ドッグフードが食べにくいというものです。

なぜなら、犬はフードのにおい・味・質感で判断しているためです。

粒が大きさ・硬さ・歯触りが気に入らないなどの理由から、ドッグフードを食べなくなってしまう可能性が高くなります。

注意すべきポイントは、ミルクや離乳食から子犬用のドッグフードへの切り替え時など、フードを切り替えるタイミングです。

また、別メーカーのものに切り替えた際なども同様です。

対処法としては

  1. フードの切り替えは少量ずつ段階的に行う
  2. フードの食いつきが悪い時には、フードをふやかしてから与える

といった工夫をするなどの対処が効果的です。

4.フードの与え方に問題があるケース

フードの与え方に問題や原因が潜んでいるケースも考えられます。

原因としては非常に小さなことのようにも思えますが、生まれてわずか2ヵ月の子犬にとっては、とても重要なことです。

この章では、3つのポイントを案内するので、あてはまる状況に陥っていないかをチェックして、対処してください。

4-1. 飼い主の手からしか食べない

飼い主の手からしか食べない状況は、2ヵ月ごろの子犬にはとてもよく見られます。

「甘えたがりのワガママに育つのではないか・・・」

「いつまで経っても食器を使えるようにならないのではないか・・・」

と、飼い主さんが不安になることもあるかもしれません。

確かに、飼い主さんと子犬とのコミュニケーション量が不足していたり、過度だったりする場合、手からでないと食べなくなってしまうことがあります。

しかし、一般的には飼い主の手からしか食べないことは、犬の社会化(大人になるための準備)の1つなので、心配することはありません。

対処法の1つを紹介します。

  1. 手を器にくっつけて餌を与えることで、子犬に手と器がくっついたものであるように見せる
  2. 少しずつ餌を手から器の方に移して、器から食べられるようにする

4-2. 食べる場所や容器が怖い

食べる場所や容器などの環境面も、食べない原因になっている可能性があります。

  • 食べる場所の周囲が、テレビなどの生活音で騒がしい
  • 器のデザインが子犬にとって怖い
  • ステンレス製の器に子犬自身の顔が映っていて、それが「敵」のように見えている
  • 器の冷たさや感触に恐怖を感じている

 フードをどのような環境で与えているのかを確認し、あてはまるものがあれば変更をしてみると良いでしょう。

4-3. ペットフードを出しっぱなしにしている

ペットフードを常に出しっぱなしにしていると、食いつきが悪くなってしまうことがあります。

子犬にとって「いつでも食べられる」という安心感から、出されたものをすぐに食べなくても良い、といった判断に繋がってしまうというわけです。

餌を何分程度で下げるかは、犬種や個体差もありますが、10~30分程度で下げるようにしましょう。

5.環境変化による緊張やストレスを感じているケース

月齢2ヵ月など、いわゆる離乳期 の子犬は、緊張やストレスから食欲が落ちてしまうこともあります。

子犬にとっては、ペットショップから飼い主さんのところへ移動することで

  • 見知らぬ人に囲まれる
  • 周囲の匂いが変わる

といった急激な変化が訪れます。そうした環境の変化に、体がついていかないというわけです。

環境の変化に対しては、焦らずに徐々に慣らしていくことが大切です。

その間、食欲の低下によって必要な栄養が不足してしまうことが心配される場合、子犬のミルクやサプリメントなどでの栄養分の補足をするのも効果的です。

例えば弊社ですと、ビタワンマミール 子犬のミルク 250gが適しています。

こちらは母乳の成分と同等の子犬のための調整粉乳ですので、栄養分の補足にはうってつけです。

また、カルシウム成分を強化し1.0%以上含みながら、総合栄養食として、妊娠・授乳中の母犬や老犬向けの商品となっています。

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6.疲れや体調不良で食欲不振となっているケース

疲れや、ちょっとした体調不良から食欲不振に陥ってしまう可能性もあります。

この章では、2つの要因の具体例と対策について解説します。

6-1. 飼い主のかまいすぎ

飼い主さんが抱っこをしたり、子犬と一緒に遊びすぎたりしていると、想像以上に子犬が体力を消耗しているケースがあります。

食べないからといって余計にかまいすぎてしまうと、子犬はますます疲れてしまうので、ゆっくりと休息の時間を与えることも大切です。

6-2. 熱中症など

暑い日やたくさん遊んだ後などには、熱中症の症状によって、食欲が減退してしまうことがあります。

熱中症の特徴は次の通りです。

  • ハァハァと荒い呼吸をしている
  • 体に熱を帯びている(毛の薄いお腹などを触ると、熱をチェックしやすいです)

熱中症の症状が見られたら、次のように対応してください。

  • 水分を意識して取らせる
  • エアコンの効いた涼しい部屋に移動させる
  • 冷たく冷やしたタオルを首元やわきの下などに置く

子犬の体温は38.0~39.0℃と、成犬より高めですが 、熱が高い場合には、早急に動物病院を受診しましょう。

特に子犬の場合、急な容態の変化も考えられるので、迅速な判断が求められます。

7.まとめ:離乳期の子犬が餌を食べないときの対処のポイント

離乳期の子犬が餌を食べないとき、その要因はとても幅広いものです。

要因によって対処方法が異なるので、まずは餌を食べない要因がどのようなものなのかを、考える必要があります。

<離乳期の子犬が餌を食べない時のからだチェック>

  • 食べている量は?
  • うんちの状態は?
  • 体重は増えている?
  • フードの入っているお皿まできて、くんくんにおいをかぐ?
  • 食べているが、いやいや食べている?

<離乳期の子犬が餌を食べない主な要因>

  • 病気
  • フードそのものに問題がある
  • フードの与え方に問題がある
  • 慣れない環境にストレスを感じている
  • 疲れや体調不良

飼い主さんとしては特に心配なのが病気です。

病気が心配される兆候が見えているとき(ぐったりしている、水も飲まない、下痢や嘔吐を併発している、など)や飼い主さん自身の不安が大きい時には、早急に動物病院を受診しましょう。

フードの内容や与え方が要因として考えられるときは、フードを少しずつ切り替えたり、フードの与え方の環境を丁寧に見直したりすることが大切です。

フードの選び方は難しいものですが、獣医師の先生に相談をしたり、フードを試してみたりするなど、ぜひ子犬が喜ぶものを探してあげてください。

成長期である2ヵ月に、安全で美味しいフードを食べられることで、子犬は大きくたくましく成長します。

ぜひ、子犬の成長のためにこの記事の情報を活用してください。

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