飼い方・育て方

犬を飼う前に知っておくべきこと・事前準備の総まとめ

#犬を飼う前に #飼い始め

犬を初めて飼う方のなかには、どのような準備からスタートしてよいのか分からなくて困っている方もいるのではないでしょうか?
あるいは、準備の進め方が分からないから、飼いたくても犬を飼えないという方もいるかもしれません。

この記事では、犬を迎える前に考えるべきこと・犬との出会い方・犬の選び方・必要な準備・当日の迎え入れなどを、解説しています。飼育前にどんな準備をしなくてはならないのかを知りたい方や、犬を飼う方法を探している方は、ぜひ参考にしてください。

1)犬を飼う前に知っておきたいこと

犬を一旦飼うと決めたら、最後まで責任をもって飼育をしなくてはなりません。従って、途中で「やっぱり自分には犬を飼えなかった」とならないように、飼う前に確認しておかなくてはならない点があります。この章では、ペットを飼う方が押さえておきたいポイントを3つ解説します。

 1-1. 費用

犬を飼いたい方が、最初に把握しておきたいのは、飼育にかかる費用です。飼育に必要な費用の目安は、以下のとおりです。

※初期費用

・健康診断(診察代・便検査代など)・・・3,000円程度

・狂犬病予防注射・・・3,500円

・混合ワクチンの接種・・・8,000円(ワクチンの種類によって変動)×2回

(ペットショップで購入する場合、1回目の混合ワクチンは接種済みの場合があります)

・犬の登録(市区町村へ届け出)・・・3,000円程度

・日用品の費用・・・30,000~50,000円

かかる費用は、地域や犬種によって異なるため、あくまで目安として参考にしてください。

※年間費用

病気やケガの治療費・・・80,912円

フード・おやつ・・・・47,983円

ワクチン・健康診断・・・28,311円

日用品・・・19,716円

これらの他に、ペットホテルやドッグランなどの有料サービス利用料・シャンプーや歯磨きなどのケア用品代・しつけサービス代などがかかります。経済的に厳しい状況の方は、飼育できるかどうか慎重に判断しましょう。犬種によってかかる費用が大きく異なるケースもあるため、ご自身の予算内で飼育可能な犬を探してみるのも良いかもしれません。

 1-2. 環境

愛犬にとってストレスの少ない理想的な環境を整えることも大切です。犬は、犬種・年齢・サイズ・性格・飼い方などによって特性や必要な環境が異なるため、ご自宅やご自身の状況を改めて考えることも必要です。いくつか具体的なポイントを紹介しましょう。

・パピー(子犬)を迎えるべきかどうか?

ペットショップで人気があるのは生後2ヵ月頃の子犬ですが、子犬の時期はしつけに多くの手間がかかります。また、食事やトイレの回数が多く、体調を崩しやすいという面もあります。共働きのご家庭や外出時間が長い方は、生後半年ほどの子犬を探してみるのも良いかもしれません。

・よく吠える犬種かどうか?

犬種によっては、小型犬でもよく吠えます。特に集合住宅にお住いの方は、よく吠える犬種を避けて環境に適した犬を選びましょう。

・室内or屋外のどちらで飼うか?

室内犬の場合は、トイレシート・床マット・サークルなど室内犬ならではの必要グッズがあります。反対に、屋外で犬を飼育する際には小屋や外気温対策などが必要です。愛犬が快適に過ごしやすい環境を確保できるか否かが重要なポイントです。

 1-3. ライフスタイル

愛犬を飼育するとき、飼い主さんは散歩をしたり、病気・ケガのときに動物病院に連れて行ったりしなくてはなりません。動物病院の受診が必要なときに、飼い主さんの事情で動物病院の受診が遅れてしまうと、病状が悪化してしまうことも考えられます。毎日遅くまで仕事をしている一人暮らしの方や、家事・育児で時間的に全く余裕がない方は、状況が落ち着いてから飼育を検討しても良いかもしれません。

また、中型犬・大型犬を飼いたいと思っている方は、基本的に自動車の運転が必須です。動物病院に受診する際の交通手段は、基本的に車だからです。

2)どこで出会える?犬を飼うための場所

犬を飼うためには、どこで出会えるのかを知っておくことも大切です。この章では、代表的な犬との出会い方として、3つの場所を紹介します。

 2-1. ペットショップ

ペットショップのメリットは、人気の犬種が充実していることです。また、多くのペットショップでは保険加入や健康状態のチェックが行き届いているため、安心して迎らえるというのも嬉しいポイントです。

ただし、管理が行き届いていなかったり、社会化のトレーニング・しつけが十分にされていなかったりするペットショップもあります。衛生面がきれいに保たれていて、スタッフさんがこまめに世話をしていることが確認できるペットショップを選ぶようにしましょう。

 2-2. ブリーダー

ペットショップを介さずに、直接ブリーダーと契約をする方法もあります。ブリーダーの主なメリットは、以下の3点です。

・生まれる前の状況や親犬を見られる可能性が高い

・ペットショップよりも費用が安く抑えられる

・飼い方のアドバイスをブリーダーからもらえる

デメリットは、犬種の数が限られることです。また、ブリーダーによって対応や犬に対するケアの方針も異なるため「ブリーダーだから安心」という過信は禁物です。

 2-3. 動物愛護団体・里親募集

動物愛護団体の譲渡会で犬と出会う主なメリットは、以下のとおりです。

・個々の性格について聞いてから譲渡してもらえる

・団体のスタッフから飼い方についてのアドバイスをもらえる

・費用が安い(個体自体は無料で譲ってもらえる)

譲渡会で犬を譲り受けるためには、団体が独自に設けている審査基準に合致しなくてはなりません。また、希望する犬種が決まっている方は、譲渡会に希望の犬種がいるとは限らない点もデメリットだと感じられるかもしれません。

3)飼う犬の選び方|3つのポイント

犬の品種はとても多く、皆それぞれ違ったかわいらしさがあるため、選びきれないという方も多いのではないでしょうか?犬を飼いたいと思っている方が、愛犬を選ぶときの具体的なポイントを3つ紹介します。

 3-1. 飼い主さんの家族構成(子どもの有無)

最初に、飼い主さんご自身の家族構成について考えてみましょう。特に注意をしたいのは、小さなお子様がいるご家庭です。小さなお子様の存在そのものを、ストレスに感じてしまう犬もいるためです。従って、子どもと共存しやすいタイプの犬を選ぶようにしましょう。

(子どもと共存しやすいタイプの犬の条件)

・社会化トレーニングができていること

・アクティブで温厚な性格であること

社会化トレーニングが済んでいない子犬を迎え入れる場合、子どもと少し距離を取りながら、社会化トレーニングを進めていくとスムーズです。

 3-2. ケアにどのくらいの時間がかけられるか?

飼い主さん自身が、愛犬のケア(世話)にどの程度時間をかけられるかによっても、選び方が異なります。

散歩の時間・・・大型犬程、長時間の散歩が必要

毛の手入れ・・・長毛種は、定期的にていねいなシャンプー・ブラッシング・トリミングが必要

留守番の時間・・・仕事の都合などにより、留守番の時間が長くなる方は、独立心が強く、運動量の少ない犬種がおすすめ

犬種ごとにそれぞれ特徴があるため、状況に合った犬種を選びましょう。

 3-3. どのように楽しみたいか?

家族の一員として愛犬を迎え入れるからには、どのようにコミュニケーションを取って楽しみたいかをイメージするのも大切なことです。例えば、小型犬はとても愛らしく、また室内で比較的に遊べる点が魅力です。一方、大型犬を飼うときは、とてもダイナミックな遊びが楽しめます。また、大型犬は賢い犬種が多く、しっかりとトレーニングをしたい方にもオススメです。

 

4)犬を飼うために必要な準備

犬を飼うには、飼い主さんがおこなうべき準備もあります。この章では、3つのポイントを解説します。

 4-1. グッズの購入

愛犬を招き入れるには、生活環境を整えるためのグッズの用意が必要です。

・ケージ(4,000円~)
ケージは、愛犬にとって、安心できる寝場所になります。また、ご家庭に慣らすためにも、ケージを利用することで段階的に慣らすことが可能です。

・キャリーケース(3,000円~)
キャリーケースは、愛犬を移動させる際に使用するケースです。旅行の頻度が少ない方も、病院への移動時や緊急避難時に使用することがあるため、1つは用意しておきたいアイテムです。

・トイレ(2,000円~)
室内で飼育する方は、トイレが必須です。ご自宅に迎え入れたときから、トイレで排泄できるようにしつけをおこないます。トイレトレーニングを含むしつけのやり方は「犬のしつけは必要?しつけの項目・やり方・コツを解説」で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてください。

・リード・首輪(1,000円~)
散歩時の愛犬の安全とマナーを守るために、リードと首輪が必要です。

 4-2. 検診・手術

愛犬を飼い始めたら、病気の感染予防や予期せぬ出産を防ぐために、健康診断・各種ワクチン接種・不妊手術などをおこないます。ペットショップによっては、販売前にワクチンを接種させていることもあるので、摂取状況を確認したうえで必要なものを摂取するようにしましょう。

不妊手術は、生殖ホルモンに関連する病気の発生のリスク低下に加えて、愛犬の問題行動を抑える意味でも効果が期待されます。

 4-3. アレルギーチェック(飼い主さん)

犬を購入する際に、見落としがちな点が、飼い主さんとその家族の方のアレルギーチェックです。とくにアレルギー体質の方は、専門の病院でアレルギー検査を受診しましょう。そして、もし動物アレルギーの可能性があると診断された場合は、医師や家族と飼うか否かを含めて、対策を相談しましょう。

→犬のアレルギー症状がある方でも、工夫次第で犬を飼える可能性はあります。犬アレルギーは、犬の被毛・フケに対する抗体の過剰反応によって起こります。人と愛犬との生活スペースを分けたり、抜け毛の少ない犬種を選んだりすることで、アレルギーの発生を抑えられる可能性があるためです。

犬が食物アレルギーの場合は、アレルゲンを正しく排除することが必要ですが、特定が難しいという側面もあります。気になる症状がある場合には本当に食物アレルギーかも含めて動物病院で確かめ、食事について相談してください。

5)犬を飼う当日の迎え方

いよいよ、愛犬を迎える当日には、飼い主さんはどのように一日過ごせばよいでしょうか?この章では、3つのポイントを解説します。

 5-1. 迎え入れは午前中に

愛犬の迎え入れ時間は、午前中が理想です。その理由は、以下のとおりです。

・午前中に自宅に招き入れて、就寝時までに新しい環境に慣れてもらう

・迎え入れの日は、飼い主さんがバタバタするため、時間に余裕が持てるようにする

・突発的なトラブルや分からないことが生じたときに、日中であればペットショップや動物病院に確認ができる

一日万全の状態で臨める日を迎え入れの日程に設定しておきましょう。

 5-2. あまり構い過ぎない

飼い主さんにとっては待望の対面であっても、愛犬は環境が大きく変わり、緊張している可能性が高いです。その状態で飼い主さんが過度に構ってしまうと、愛犬にとっては大きなストレスがかかります。反対に、長時間一人ぼっちにさせてしまうと、寂しさから分離不安になり夜鳴きをしてしまうこともあるため、適度に距離を取りながら少しずつ慣らしていくようにしましょう。

 

 5-3. ハウスとトイレの場所を覚えさせる

初日からできるしつけが、トイレです。室内犬として飼うには、無理のない範囲でトレーニングをスタートさせましょう。愛犬のストレスになるといけないので、トイレで排泄が出来たら褒めるというスタンスでトレーニングをおこないます。

また、ハウス(ケージなどの寝床)も同時に覚えていきましょう。ハウスは、愛犬にとってどこよりも落ち着く場所になります。お気に入りのタオルや小物などを使って、ハウスで就寝するようにトレーニングしていきましょう。

6)まとめ

犬を飼う前には、何をどう準備すれば良いのか分からず、漠然とした不安を感じる方も多いと思います。しかし、ポイントを押さえさえすれば、準備しておくべきことはとてもシンプルです。

最初に、3つの側面(費用面・環境面・ライフスタイルの面)から、犬が飼える状況かどうかを判断します。そして、飼い主さん自身の家族構成・時間的な余裕・愛犬に求めるものを照らし合わせて、どんな犬種を飼うのかを判断します。

また、犬の飼育の準備と並行して、必要なグッズ購入や、飼育後のワクチン接種などの準備も進めていきましょう。当日は、愛犬がスムーズにご自宅の環境に慣れるようにサポートすることを意識し、一日心に余裕をもって接する姿勢が大切です。

 

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