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鶏肉は猫にとってベストな食材?注意点・メリット・与え方を解説

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鶏肉はキャットフードの主原料として、よく使用されています。
マグロ・カツオ・穀物などと並んで、最も多く使用されている原材料であるといっても良いでしょう。
猫が肉食動物であるという事実から考えても、鶏肉は猫にとって理想的なフードの1つであることは間違いなさそうです。
では、スーパーマーケットや精肉店などで販売されている鶏肉は、猫にとって理想的な食材なのでしょうか?
飼い猫が鶏肉に強い興味を示しているときに、与えても大丈夫なのでしょうか?
猫に鶏肉を与えたら、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
この記事は、猫に鶏肉を与えることについて飼い主さんの疑問にお答えします。

1. 猫に鶏肉を与えても問題ない

基本的に、鶏肉は猫にとって理想的な食材の1つです。

分量・与え方などに一定の注意事項はありますが、猫に鶏肉を与えること自体には問題はありません。

むしろ鶏肉は高たんぱく・低カロリーであるため猫の健康維持にとってすぐれた食材の一つに数えられます。

肉食である猫は雑食の人間や犬に比べてたんぱく質の必要量が多いという特徴をもっています。

また、飼い猫の場合にはどうしても肥満・肥満予備軍であることが多くダイエットを意識しなければならないケースが少なくありません。

こうした条件を満たすのが鶏肉や魚などキャットフードの主原料として使用されている食材です。

ただし前提として、食肉店で販売されている鶏肉だけで猫が必要とする栄養素を、すべてまかなえるわけではないということは理解しておく必要があります。

野生のネコ科の動物は、お肉の部分だけではなく内臓や骨などをすべて食べているため、食肉用のお肉では得られない栄養素も摂取しています。

逆に言えば、食肉用のお肉のみから栄養素を十分に摂取することは不可能です。

2. 猫に鶏肉を与えるときに注意しなくてはならないこと

猫に鶏肉を与えるときに注意しなくてはならないことはたくさんあります。

キャットフードのように安全面・栄養面で調整がされたフードを与える場合と食材としての鶏肉を与える場合とは勝手が異なります。

6つのポイントをご紹介しますので、安全にフードを与えるために参考にしてください。

2-1.  アレルギーの有無

猫は、鶏肉にアレルギー反応を示す可能性があります。

猫のアレルギー反応は、診断・治療が難しい部分があるため飼い主さんとしても判断が難しいですが、鶏肉を与えた際に以下の症状が現れている場合に鶏肉アレルギーの可能性があります。

  • 吐き気や嘔吐
  • 下痢
  • 脱毛
  • 身体をかゆがる
  • 発疹や熱

全体的な傾向として、猫の食物アレルギーは消化器系や皮膚などに現れるケースが多いです。

重度な症状になると他のアレルギーを誘発したり皮膚炎などの思い症状につながったりすることもあるため、症状に気がついたら早めに動物病院を受診して、獣医師の指示に従ってください。

2-2.  与えすぎに注意

低カロリーであるとはいえ、普段のキャットフードに加えて鶏肉を多量に与えると、カロリー過多になります。

鶏肉は、メインのフードではなくおやつに分類されるため、与える際にもおやつとしての分量を守るようにしましょう。

おやつとしての理想的な分量とは、1日の摂取カロリーの10%以下です。

1日の摂取カロリーは、猫の身体のサイズによって変動しますが、平均的な猫の場合の理想的な分量は10g程度です。

2-3.  偏った与え方

市販のキャットフードなどの栄養バランスが調整されている食べ物とはことなり、素材としての鶏肉は栄養バランスに若干の偏りがあります。

したがって、例え1日あたりの分量が適正であったとしても毎日鶏肉を与え続けていると、特定のミネラルを過剰に摂取してしまい健康状態を崩してしまう可能性があります。

鶏肉を与える頻度は、数日おきに1度程度に抑えましょう。

2-4.  猫の健康状態

猫の健康状態にも配慮すべきです。

特に注意しなくてはならないのは、以下のケースです。

  • 子猫もしくはシニア猫
  • 何らかの病気にかかっている
  • 原因がはっきりとは分からないものの普段とは様子が異なる・元気がない

このような場合に、素材としての鶏肉を与えると、消化不良で下痢や嘔吐などの症状が現れる可能性があります。

2-5.  必ず火を通すこと

鶏肉を素材のまま与える場合には、必ず加熱してください。

スーパーマーケットや精肉店などで販売されている鶏肉は、加熱して食べることを前提に販売されているため生食には適していません。

衛生的に管理されているように見えますが、生の鶏肉にはウイルス・細菌・寄生虫などが繁殖しています。

事例としてはそれほど多くありませんが、感染症により猫の生命に関わるケースや重篤な症状につながるケースもあり非常に危険です。

さらに怖いことに、猫を介して飼い主さんが感染症にかかるリスクも考えられます。

生の肉を食べると、消化・吸収を助ける酵素を摂取できるというメリットがあるという情報を耳にしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、生肉に含まれている酵素が過熱をすると失われてしまうのは事実です。

しかし、現在市販で販売されているキャットフードの大半は、栄養バランスや消化吸収について調整がされているため、あえてリスクをとって酵素を摂取する必要はありません。

メリットがほとんどないにもかかわらずリスクが非常に大きいため、生肉を与えるのは絶対に避けましょう。

2-6.  味付けやその他の食料(原材料)

猫に鶏肉を与える際に、以下のように考える方もいらっしゃるかもしれません。

「人間と同じものを与えたい」

「手間の軽減のために、ごはんの残り物を与えたい」

「せっかくお肉を与えるなら、おいしく味付けをしたい」

しかし、これらの考え方は大きなリスクをはらんでいます。

例えば、人間用の料理によく使用するタマネギ・ネギ・ニラなどは猫にとっては毒です。

お肉とタマネギやネギを一緒にボイルした場合のゆで汁も猫にとっては危険な毒となるため、基本的に人間のために調理したものを猫に与えるのは避けてください。

また、塩・砂糖・スパイスなどの調味料は猫にとって健康上の負担が大きいです。

例えば、塩は少量であっても腎臓に大きな負担をかけます。

肥満・肥満予備軍の猫が多いなか、糖分を余分に摂取させることは肥満や糖尿病のリスクを招きます。

刺激物となりうるスパイスの混入も注意が必要ですし、酸っぱい味を苦手とする猫にとって酢は苦手な味です。

3. 猫に鶏肉を与えるメリット

猫に鶏肉を与えることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

この章では、猫に鶏肉を与えるメリットについてご紹介します。      

3-1.  たんぱく質が豊富

鶏肉は、たんぱく質(アミノ酸)が非常に豊富です。

例えば、牛肉(もも)100gあたりのたんぱく質含有量が約28gであるのに対して、鶏肉(胸)は約38.8gです。

動物性たんぱく質であるため、アミノ酸をバランス良く吸収できるという点においても、鶏肉は猫にとって理想的なたんぱく源といえるでしょう。

3-2.  リンなどのミネラルが含まれている

鶏肉には、いくつかの種類のミネラルを豊富に含んでいます。

特に注目すべきミネラルは、リンです。

リンは、骨や歯を健康に保つために必要とされており、カルシウムとバランスを取りながら体内で作用します。

ただし、リンに関してはカルシウムとの分量のバランスが重要であり、過剰摂取すると腎臓に負担がかかります。

特に高齢猫や腎臓に疾患をもつ猫の場合は注意が必要です。

3-3.  ビタミンAが含まれている

ビタミンAは、肉類に多く含まれるビタミンで、特にレバーなどの内臓系に多く含まれています。

ビタミンAは、皮膚や目の健康維持・身体の成長などに深く関わる栄養素です。

ただし、過剰摂取は食欲不振や関節炎などの問題を引き起こすため、こちらも分量に注意しながら摂取する必要があります。

3-4.  脂質が少ない

鶏肉の最大のメリットは、脂質が少ないことです。

また、猫はたんぱく質のにおいに対してうまみを感じるといわれていることもあり、カロリー摂取を抑えた上で食事やおやつとしての満足度を十分に得られるというメリットがあります。

4. 部位別の鶏肉の特徴と猫へのオススメ度

「鶏肉」のなかにはさまざまな部位があります。

当然ながら、部位によって含まれる栄養バランスが異なっており、猫用のフードとしてのオススメ度合いも変わります。      

4-1.  胸肉

胸肉は、脂身が少なくたんぱく質が豊富であるため、猫用のフードとしてとても適している部分です。

キャットフードの主原料として胸肉が使用されることも少なくありません。

従って、オススメ度の高い部位であると言えます。

4-2.  もも肉

鶏もも肉は、脂身が多い点に注意しなくてはなりません。

猫の鶏肉摂取量はごく少量であるため、しっかりと分量を管理しないまま鶏もも肉を与えるとカロリー過多になりやすいでしょう。

ただし、もも肉は栄養価の面では非常にすぐれています。

特に必須アミノ酸とタウリンの含有量は非常に高いです。

タウリンは、猫が体内で生成できない栄養素で、心臓・目の網膜・神経などの機能にとって重要な役割を果たします。

もも肉は、分量に注意する必要はあるものの、少量であればオススメ度は高い部位です。

4-3.  ささみ

ささみは、猫にとってとても栄養バランスの良い部位です。

脂肪分が少なく、たんぱく質・ビタミンA・ビタミンBなどが豊富に含まれています。

したがって、健康な猫の普段のおやつやフードのレパートリーとしての使用という点では最もオススメの部位です。

4-4.  レバー

レバーは、少量であれば与えても問題ない箇所です。

レバーにはビタミンAや鉄分が多く含まれており、貧血防止・皮膚や骨の健康維持・消化吸収促進などのメリットがあります。

ただし、過剰摂取になると肥満や消化不良などの健康不良につながるリスクがあります。

多くとも週に1度程度の頻度に抑えましょう。

猫の年齢や体調に配慮することも大切です。

4-5.  皮

鶏の皮は、たんぱく質やミネラルが少なく、脂肪分が豊富です。

また、皮にはコラーゲンが豊富であるという特徴もあります。

しかしながら、コラーゲンが皮膚の健康維持に効果的であるか否かは科学的にも意見が分かれており、あえて鶏肉を与えるメリットは小さいでしょう。

5. 猫への鶏肉の与え方

猫に鶏肉を与えるときの理想的な方法を解説します。

健康に良いとされる鶏肉ではありますが、与え方によってはデメリットが大きくなります。

5-1.  少量をおやつやフードのトッピングとして与える

猫に鶏肉を素材のまま与える場合には、少量(10g以下)をおやつやフードのトッピングとして与えてください。

レバーやもも肉などの脂肪分の多い部位は、さらに分量を少なく調整する必要があります。

鶏肉は、どの部位を使用するにせよメインのフードには不向きです。

栄養バランスにやや偏りが見られるため、特定の栄養素の過剰摂取や不足につながります。

また、鶏肉を与える頻度に関しても週に1~2回程度にしてください。        

5-2.  十分な加熱

鶏肉を猫に与える際には、全く味付けしていないものを十分に加熱して与えてください。

調理方法は、不要な脂を落とすためにボイルするか蒸すのが良いでしょう。

また、味付けをしていない鶏肉であっても、脂が原因で膵炎の原因になる可能性が指摘されています。

したがって、猫の体調を確認しながら、与えるように意識してください。

6. まとめ

鶏肉は、猫にとって理想的な食材の一つです。

高たんぱく・低カロリーであることに加えて、ミネラルやビタミンなどの栄養素も摂取できるためです。

分量や与え方に注意をしながら、おやつやフードのトッピングとして効果的に使用してください。

ただし、理想的な食材の一つである鶏肉であっても、与えすぎは望ましくありません。

栄養の偏りや内蔵機能への負担が考えられるためです。

栄養バランスを整えるために最も理想的な鶏肉の与え方は、鶏肉が配合されているキャットフードを選ぶことです。

栄養バランスや猫にとっての消化の負担などについて十分に考慮されているキャットフードであれば、一つのものを食べ続けていたとしても健康状態が崩れるリスクは低いでしょう。

また、猫が好むとされる鶏肉を十分に配合したキャットフードを選ぶことで、食いつきにも期待が持てます。

例えば「日本ペットフード株式会社」の「ビューティープロ キャット 」シリーズは、猫にとって理想のたんぱく源である鶏肉と魚を主原料とした栄養バランスにすぐれたキャットフードです。

鶏肉の味が大好きな猫を飼っている方には特にオススメです。

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