健康

【猫の年齢換算表】人間でいうと何歳?見分け方&老化の予防方法

#うちの子は何歳? #猫の年齢

「愛猫は人間でいうと何歳なんだろう…」と疑問に思うことはありませんか?
愛猫に長生きしてもらうためには、年齢を把握し、ライフステージに合ったお世話をする必要があります。
「猫の年齢を人間に換算する方法は?」
「老化のサインやアンチエイジングの方法は?」
など、猫の年齢に関する疑問を抱く飼い主さんは多いでしょう。
そこで今回は、以下の内容を解説します。
・猫の年齢を人間に換算する方法
・猫の年齢と標準体重の関係性
・猫の年齢を見分ける4つの方法
・ライフステージごとの特徴
・猫の老化サインと予防方法
愛猫が健康的な生活を送れるよう、猫の年齢と老化について知っておきましょう。

1.【年齢早見表】猫の年齢を人間に換算すると何歳?

愛猫の健康状態について正しく把握するためには、猫の年齢を人間に換算した方がわかりやすいでしょう。

猫が年齢を重ねるスピードを把握しておくことが飼育のポイントです。

猫の年齢早見表と人間に換算する計算式をご紹介します。

1-1. 一目でわかる!猫の年齢早見表

猫の年齢を人間に換算した年齢早見表は以下のとおりです。

猫の年齢

人間に換算した年齢

1歳

16歳

2歳

24歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

11歳

60歳

12歳

64歳

13歳

68歳

14歳

72歳

15歳

76歳

16歳

80歳

17歳

84歳

18歳

88歳

19歳

92歳

猫は11歳で、人間でいう還暦の年齢に相当します。

16歳以上で長生きの猫だといえるでしょう。

1-2. 猫の年齢を人間に換算する計算式

猫は2歳で、人間でいう24歳になり、2歳以降は1年に4歳ずつ歳をとると考えられています。

したがって猫の年齢は、計算式「24+(猫の年齢 – 2年×4)」で人間の年齢に換算できるはずです。

ギネス記録には、最高齢の猫として38歳まで生きた猫が登録されています。

人間に換算する計算式に当てはめると「24+(38歳-2年×4)」となり、計算結果はなんと168歳です。

2.【標準体重表】猫の年齢と標準体重の関係性って?

猫の年齢に応じた標準体重は以下のとおりです。

※猫種や個体によっても差があります、あくまでも目安ですので、定期的に体重管理されることをおすすめします。

猫の年齢

標準体重

生後0週間

100g前後

生後1週間

約150~200g

生後1ヵ月

約400~500g

生後3ヵ月

約1.0~1.5kg

生後12ヵ月

約3.0~5.0kg

愛猫の体重と標準体重を比較し、子猫のうちは「順調に成長しているか」を確認しましょう。

成長期が終わった後は「肥満や痩せすぎになっていないか」を確認し、健康に配慮することが大切です。

3.猫の年齢は見た目でわかる?4つの見分け方を解説

野良猫を拾って育てる場合は、発達段階に合ったお世話をするために、まず年齢を把握する必要があります。

動物病院を受診し、獣医師から年齢と健康状態を教えてもらう必要がありますが、受診前に見た目からおおよその年齢を推測することが可能です。

猫の年齢を推測するための4つの見分け方を解説します。

3-1. 目の状態で見分ける

生まれて間もない子猫は虹彩の色素が薄く、「キトンブルー」と呼ばれる青い目をしています。

生後2ヵ月を過ぎると本来の目の色があらわれ始めるため、青い目であれば生後2ヵ月以内の子猫だと考えられるでしょう。

ただし、ペルシャやシャム猫など、成猫になっても青い目を特徴とする種類も存在します。

また加齢により白内障を発症する場合がありますが、白内障になると水晶体が白く濁ります。

老化で虹彩の筋肉が萎縮し、部分的にシミがあらわれることもあるようです。

「水晶体が白く濁っている」「虹彩の中にシミがある」などの特徴があれば、高齢猫である可能性が高いでしょう。

3-2. 歯の状態で見分ける

生後2週間頃から乳歯が生え始め、生後2ヵ月頃までに生えそろいます。

生後3~6ヵ月にかけて乳歯から永久歯に生え変わるため、生えそろい具合から子猫の年齢を推測できるでしょう。

永久歯が生えそろった後は、年齢を重ねるにつれて黄ばんだり、すり減ったりしていきます。

真っ白な歯がある場合は3歳以下、歯の先端がすり減って丸みを帯びていれば5歳以上だと推測できるでしょう。

何本か歯が抜けている場合は8歳以上の高齢猫だと考えられます。

3-3. 筋肉の状態で見分ける

年齢に応じて筋肉の状態が変化するため、身体つきから猫の年齢を推測できます。

年齢ごとの特徴は以下の通りです。

  • 成猫期(1~7歳)…筋肉で引き締まった身体
  • 中年期(8~10歳)…肉づきの良い丸みを帯びた身体
  • 高齢期(11歳以上)…皮膚のたるんだ骨ばった身体

若い頃は引き締まっていた身体が中年期になると丸くなり、老いにより皮膚がたるんでくるのは人間と同じですね。

3-4. 被毛の状態で見分ける

若い猫の被毛は柔らかくて艶がありますが、年齢を重ねた猫の被毛は薄くパサついています。

実際に被毛を触って、感触で年齢を推測しましょう。

ちなみに高齢猫になると白髪が混じる場合もあります。

4.猫の年齢にともなって変化するライフステージ

猫と人間では年齢を重ねるスピードは異なりますが、年齢にともなってライフステージが変化するのは同じです。

猫を飼う場合はライフステージごとの特徴を理解した上でお世話をする必要があります。

子猫・成猫・高齢猫の3段階のライフステージごとに、それぞれの特徴を解説します。

4-1. 子猫は12ヵ月頃まで

生後12ヵ月頃までは子猫と呼ばれ、好奇心旺盛でやんちゃな時期です。

食事は消化器官や歯の発達状況に合わせて、ミルク・離乳食・ドライフードと移行させていきましょう。

生後約2~7週間は「社会化期」と呼ばれ、新しい物事を柔軟に吸収できる時期です。

社会化期に体を触られることに慣らしておくと、将来ブラッシングや爪切りなどのお手入れを受け入れてくれやすくなります。

また母猫の初乳から得られる免疫は生後2ヵ月頃に消えるため、動物病院でワクチン接種を受けることも大切です。

生後7ヵ月頃になると発情行為が始まるため、生後6ヵ月頃に避妊・去勢手術を検討します。

4-2. 成猫は1歳から7歳まで

1歳以上になると成猫と呼ばれ、体格が出来上がり、エネルギーが溢れます。

運動不足にならないよう、適度に遊んであげましょう。

またキャットフードは成猫用の総合栄養食を適量与えます。

肥満に注意し、おやつを与えすぎないようにすることが大切です。

猫は泌尿器系の病気にかかりやすいため、尿の色や回数をこまめにチェックしましょう。

4-3. 高齢猫は8歳から

8歳以上になると高齢猫と呼ばれ、老化が始まります。

さらに詳しく分類すると8~10歳は中年期、11歳以上が高齢期です。

愛猫に長生きしてもらうためには体調の変化に気を配り、病気を早期発見しなければなりません。

初期症状のわかりにくい病気もあるため、年2回を目安に動物病院で健康診断を受けましょう。

必要な栄養素が変化するのに合わせ、キャットフードは高齢猫用に切り替える必要があります。

運動機能の低下が目立つようになってきたら、段差を少なくするなど過ごしやすい環境を整えることが大切です。

5.猫が年齢を重ねるとどうなる?6つの老化のサインとは

高齢猫になると身体が衰え始め、愛猫の様子にさまざまな変化があらわれます。

「もしかして病気…?」と不安になりすぎないためにも、猫の老化についてきちんと理解しておくことが大切です。

猫にあらわれる6つの老化サインを解説します。

5-1. 見た目に変化が現われる

猫も人間と同じように、老化にともなって見た目に変化があらわれます。

主な変化は以下のとおりです。

  • 白髪が生える
  • ヒゲの色が変わる
  • 皮膚にハリがなくなる
  • 毛がパサつきやすくなる
  • 目ヤニが増える
  • 爪が伸びやすくなる

老化にともない、自分で爪とぎやグルーミングをしなくなるため、爪が伸びたままになり、毛玉ができやすくなります。

愛猫の健康を維持するためにも、定期的に爪切りやブラッシングをしましょう。

5-2. 寝ている時間が長くなる

猫は老化にともない、寝ている時間が長くなります。

「好奇心の低下」「関節の痛みで動きづらくなる」などが要因だと考えられるでしょう。

無理に起こす必要はありませんが、運動不足につながると健康的な生活とはいえません。

起きている時間はおもちゃで遊んだりして適度な運動をさせましょう。

5-3. 食欲が低下して痩せる

老化は運動量の低下・消化器官の衰え・嗅覚の低下を招くため、高齢猫は食欲不振になる傾向があります。

フードを温めてにおいを立たせたり、フードを変えたりして食欲を増進させるのがおすすめです。

食欲があり、食べているのに痩せていく場合は、糖尿病・甲状腺機能亢進症などを発症している可能性があります。

極端に痩せてきている場合は病気の可能性があると考え、動物病院を受診しましょう。

5-4. 歯周病が悪化する

歯周病は歯垢の中の細菌により発症する病気で、歯垢を放置すると歯石に変化します。

老化とともに歯石がたまると歯垢がつきやすくなり、さらに歯周病が悪化しやすくなります。

歯周病の痛みで食事がしにくくなる他、歯が抜け落ちることもあるため、歯周病には注意が必要です。

歯周病で口臭がひどくなることもあります。

5-5. 粗相をする回数が増える

高齢になると筋力の低下や関節炎の痛みなどにより、粗相をする回数が増える傾向があります。

動物病院を受診して粗相の原因を解明した上で、トイレ箇所を増設・アクセスのしやすいトイレにするなど対策を考えましょう。

多飲多尿になっていれば、腎臓病・甲状腺機能亢進症・糖尿病などを患っている可能性もあります。

5-6. 大きな声で夜鳴きをする

猫は老化で視覚や聴覚が低下していく不安感から夜鳴きをすることがあります。

優しくなでて安心させてあげると良いでしょう。

また夜鳴きは、認知症・甲状腺機能亢進症の症状のひとつでもあります。

病気の可能性もあるため、夜鳴き以外にも行動や体調の変化が見られたら、動物病院を受診しましょう。

6.猫の年齢による衰えを予防する3つの方法

老化にともなって病気になるリスクが増え、介護が必要になる場合もあります。

老化するのは仕方ありませんが、老化のスピードはできるだけ遅らせたいですよね。

猫の老化を予防する3つの方法を解説します。

6-1. 口腔ケアで歯周病を予防する

歯周病を予防するために毎日歯磨きをしましょう。

毎日歯磨きをするのが難しい場合は、週2~3回が目安です。

猫用歯ブラシと猫用歯磨き粉を使って歯磨きをするのが基本ですが、愛猫が歯ブラシを嫌がる場合は、歯磨きシート・歯磨きガム・歯磨きトイなどを活用しましょう。

6-2. 運動・マッサージ・スキンシップをする

運動不足は筋力や体力が衰える原因になるため、おもちゃなどを使って適度な運動をさせましょう。

マッサージで硬くなった筋肉をほぐし、血行を促進することも大切です。

スキンシップとして愛猫に触れ、刺激を与えると老化の予防に役立ちます。

6-3. 高齢猫に合った食事を与える

老化にともなって運動量が減っているのにもかかわらず、成猫と同じカロリーを摂取していては肥満になりかねません。

愛猫が高齢になったら、低カロリーな食事を心がけることが大切です。

低カロリーで良質なたんぱく質を摂取できる高齢猫用のキャットフードを与えましょう。

また老化で歯や消化機能が衰えるため、お湯でふやかしたドライフードやウェットフードを与えるなど、消化しやすい食事を心がけることも大切です。

1回に食べられる食事の量が少なくなってきたら、1日の食事を何回かにわけて与えると良いでしょう。

7.まとめ

年齢早見表や換算計算式からわかるように、猫は人間の何倍ものスピードで年齢を重ねます。

できるだけ長く一緒に過ごせるよう、今回解説した猫の老化を予防する3つの方法を実施しましょう。

また愛猫が健康的に年齢を重ねるためには、年齢に配慮した食事を与えることが大切です。

獣医師監修のキャットフード|ビューティープロ」は、最新栄養学に基づくレシピを採用しているため、愛猫に健康的な食事を与えたい飼い主さんにぴったりです。

子猫・成猫・高齢猫のライフステージ別に商品を展開しているため、愛猫の年齢に応じた食事を与えられます。

「避妊・去勢後用」「下部尿路の健康維持」「腎臓の健康維持」など、気になるポイントに合わせた商品もありますよ。

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