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猫のごはんの時間は何時がいいの?キャットフードメーカーが解説

#猫のごはんの回数 #猫のごはん時間

「猫のごはんの時間はいつがいいの?」
「猫のごはんは一日に何回あげればいいの?」
猫のごはんの量や時間・頻度について、どのようにしたらよいのかわからず迷っている飼い主さんもいらっしゃると思います。
猫のごはんの与え方は大きく分けて置き餌スタイルと、時間を決めてごはんを与えるスタイルの2通りがあり、どちらが正解というわけではありません。
ただし、空腹を感じてしまうと猫にとってもストレスになります。また、時間の間隔が適切でなければ、うまく消化ができなかったり、時には嘔吐の原因になってしまったりすることもあります。
この記事では、猫のごはんの適切な時間や与え方について解説しますので、是非、愛猫にとって健康で楽しい食事の参考にしてみてください。

1.猫のごはんを1日に何回与えるべきかについて解説

猫の生活と健康を考えたとき、ごはんの回数は1日に何回が理想的なのでしょうか?

置き餌スタイルにするか、時間を決めてごはんを与えるかによっても変わりますが、猫にとって理想的な頻度でごはんを与えることで、より健康的に生活することができます。

この章では、猫にごはんを与える頻度について解説します。

1-1. 最低でも1日に2回以上!

猫のごはんは最低でも1日に2回以上に分けましょう。1回の食事では、猫は栄養素を十分に消化・吸収できないためです。

キャットフードにも「1日に〇回以上、体重1kgにつき〇gを目安として与えてください」といったように記載されているのが一般的です。

通常は、書かれている通りに与えるようにしましょう。

時間を決めて猫にごはんを与える場合、時間が偏らないように均等に分けることが大切です。

例えば、2回の場合は朝8時と夜8時の2回など、均等な間隔に分けて与えることが大事です。(3回の場合は、8時・15時・22時など)

また、分量についても基本的にはそれぞれ均等になるように配分します。

1-2. 年齢や食欲に応じて食事の回数を調整すべき

「2回以上」というのは、あくまでも最低限の回数です。

食べられる量や必要な栄養素の量、消化機能の働きなどによって回数を調整することも大切です。

例えば、老猫や子猫は、一度に消化できるごはんの量が多くないため、ごはんを小まめに与えるなどの工夫が必要な時があります。

子猫のごはんの回数
1~2か月頃:3~6回
3~6か月頃:3~4回
7~12か月頃:2~3回

成猫のごはんの回数
1歳~7歳:2~4回程度

老猫のごはんの回数
7歳~:3~5回程度

※上記の回数はあくまで目安です。

元々、猫はお腹がすいたときに食べたい分だけ食べるという習性を持っているため、小まめに与える分には大きな問題はありません。(むしろ、細かく分けることで、空腹のストレスを感じる時間を短くできるメリットもあります)

年齢の他に、妊娠中や病気にかかっている場合なども食事の量や回数が異なることがあるので、獣医師さんの指示に従って対処すると良いでしょう。

さらに、食欲には個体差もあることも理解しておきましょう。

2.なぜ猫は食事の回数を分けた方がいいの?

飼い主さんとしては「一日に何度もごはんを与えるのは大変」という方もいると思います。

また「ごはんを小まめに与えてあげたいけど、仕事の都合で細かく面倒を見るのが難しい」という方もいるでしょう。

一体なぜ、猫は食事の回数を細かく分けた方が良いのでしょうか?

この章では、猫の食事の回数を分けた方が良い理由について解説します。

2-1. そもそも猫はごはんを少量ずつ食べる

元々猫は、食べたいときに食べたい分だけを少しずつ食べるという特性を持った生き物です。

人間のようにまとまった時間にまとまった量を食べるというわけではありません。

したがって、出されたときに出された分をしっかり食べるようにするには、習慣づけが必要です。

とはいえ、食べたいときに食べたい分量を準備するのは飼い主さんにとっての負担が大きくなってしまいます。

また、置き餌スタイルでごはんを与える方法もありますが、健康管理面、衛生面や食品鮮度のことを考えると、決まった時間に食事をする方が理想的です。

​​​​関連コラム:置き餌は猫にとって望ましくない!?理由と対処方法を解説

ただし一概に置き餌スタイルが良くないというわけでもありません。

置き餌スタイルでごはんを与える際の注意点について、後の章で詳しく解説しますので、ぜひ参考にして衛生面や安全面を意識していただけたら幸いです。

2-2. 空腹がストレスになる

猫の一日の楽しみは、なんといってもごはんの時間です。

しかし、その ごはんの時間の間隔が開いてしまうと、猫が大きなストレスを感じてしまうことがあります。

1日に1度の食事で空腹を感じないほどの食事ができればそれに越したことはないのですが、猫の体の仕組み上1回の食事で1日空腹を感じずに過ごすのは難しいことです。

人も基本的には1日に3食が基本なので、1食のみだとストレスになってしまうのはイメージしやすいと思います。

猫はストレスがたまってくると暴れてしまったり、飼い主を噛んだりするなどの問題行動を起こしてしまうこともあり、猫にとっても飼い主さんにとっても大きな負担になってしまうかもしれません。

2-3. 肥満の原因になる

一度にまとめて食事をするのが習慣になった場合、代謝が落ちてしまい太りやすい体質になってしまうリスクがあります。

肥満は病気をしやすくなってしまったり、運動不足になってしまったりするなど、猫にとって望ましくない状態です。

また、一度にまとめて食事をすることは消化器官や臓器への負担にもなってしまいます。

猫は元々小刻みに食事をする動物であるということを考えても、一度にたくさんの食事をとるのは健康的であるとは言えません。

2-4. 嘔吐の要因になる

猫は、空腹時にごはんを食べると食べたものをそのまま嘔吐してしまうことがあります。

これは「吐き戻し」と呼ばれています。

猫の「吐き戻し」は比較的よくあることなので、どうしても避けられない面はありますが、「吐き戻し」が習慣づいてしまうと栄養が不足してしまったり、ストレスになってしまったりする可能性があります。

また、空腹時間が長くなると胃液を吐くこともあります。

空腹になり過ぎないようにするためにも、回数や間隔に注意をしましょう。

3.猫にごはんをあげる時間はいつがいい?

続いて、猫にごはんをあげる時間帯について詳しく見ていきましょう。

ごはんの時間に関する原則として理解しておきたいのは、等間隔で決まった時間にごはんを与えるのが良いということです。

3-1. 2回の場合には朝と夜が理想的

猫のごはんを決まった時間にあげる場合には、朝と夜の2回が理想的です。

朝と夜の2回であれば、ごはんとごはんの間隔が程よく空くことで、猫が空腹になりすぎてしまったり、食べすぎたりしてしまうのを防ぐのにちょうどよいためです。

また、仕事の都合がある方も、朝と夜の2回であれば、都合がつけやすい方が多いのではないでしょうか?

ただし、ライフスタイルは飼い主さんによって異なるため、必ずしも朝と夜でなければならないというわけではありません。

大切なポイントは、猫のごはんを決まった時間に与えるということです。

3-2. ライフスタイルやごはんの回数に合わせて調整を

上述の通り、猫のごはんの時間や回数は決まっているわけではありません。

ごはんの時間を意識しすぎるあまり、飼い主さんの日常生活の制限が大きくなってしまうことは避けたいものです。

負担が大きくなってしまうと、ペットの猫との楽しい時間もうまく満喫できないかもしれません。

したがって、飼い主さんのライフスタイルと猫の食生活とのバランスをうまくとることが大切です。

4.空腹で猫がストレスを感じてしまわないための対策

その都度こまめにごはんをもらっていた猫が「1日に2回」などのように、決まった時間でのごはんに切り替わると、猫がストレスを感じてしまうことがあります。

また、飼い主さんの都合によっては、こまめにごはんをあげられないこともあります。

このような場合に猫がストレスを感じないようにするために、飼い主さんができることを解説します。

4-1. 自動給餌機を使う

自動給餌器とは、あらかじめ設定した時間にごはんを与えることのできるアイテムのことです。

自動給餌器を使えば、飼い主さんが外出していて自宅にだれもいないような状況であっても猫にごはんを与えることができるため、ごはんの頻度を増やしたり、日中の空腹対策をしたりすることができます。

最近では、スマホで遠隔操作できるものやウェットフードに対応したものもあり、ますます利便性が高まっています。

4-2. 食事回数の切り替えは段階的に行う

食事回数の切り替えは、急激に行うのではなく段階的に行いましょう。

例えば、元々1日に5回ごはんを与えている猫の場合、5回→4回→3回→2回と3週間~1ヵ月間くらいかけてまとめて食事がとれるように切り替えていきましょう。

望ましいといわれる食事回数であっても、急にごはんの回数や時間が大きく変わると猫にとってはストレスになってしまうため、少しずつ対応するのが基本です。

4-3. おやつを効果的に利用する

食事回数を朝と夜の2回に切り替えたときに、どうしても空腹を感じるようであればおやつを利用するのも効果的です。

少量の食事であっても、猫は満足感を得られることが多いので、与えすぎに注意しながらストレス解消に役立ててください。

おやつの適量は、1日の総カロリーの20%以下です。

また、おやつは余剰カロリーになるので、おやつで多くカロリーを摂取したときには、ごはんの量を調整するなどの工夫も必要です。

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5.置き餌をする場合の注意点

飼い主さんによっては、置き餌スタイルでごはんを与えている方もいると思います。

置き餌でごはんを与える際に注意すべきことを4点紹介します。

5-1. 鮮度や腐敗に十分に注意をする

置き餌は、鮮度が落ちてしまったり腐敗が進行してしまったりすることがあるため、十分に注意しましょう。

まず、食事はカリカリ(ドライフード)を与えることです。

ウェットフードは、腐りやすいので置き餌には適していません。

また、カリカリだから安心というわけではなく、時間が経っても食べないものは処分するようにしましょう。

5-2. 器を清潔に保つ

器を清潔に保つことも大切です。

器が汚れていると、雑菌が繁殖して猫がお腹を壊してしまったり、嘔吐をしてしまったりする可能性があります。

また、猫は嗅覚がデリケートなので、器が汚れていて嫌な臭いがするときにはごはんを食べなくなってしまうこともあります。

5-3. トータルで1日にどれだけ食べたのかを分かるようにしておく

置き餌の注意点の一つが、猫が食べる量に合わせて補充していると、1日にどれだけ食べたのか分からなくなってしまうことです。

ごはんを与えすぎてしまい、肥満の原因になってしまうことになります。

そこで、置き餌をする際のルールとして1日に与えるごはんの量を決めておくことです。

「1日にこれだけ」と決めておくことで置き餌スタイルでも食べすぎを防ぐことができます。

5-4. 夏の暑い時期は腐敗に注意

キャットフードは、置き餌の時だけでなく、保管の際にも注意が必要です。

高温や高湿度に注意して、冷暗所で保管するようにしましょう。

特に、気温・湿度の高い夏場の管理には要注意です。

6.ごはんをあげるときには栄養バランスも意識しよう

猫にごはんを与える際には、カロリーや空腹対策にも注意が必要ですが、栄養バランスにも要注意です。

猫は、タンパク質・脂肪・炭水化物の3大栄養素をバランスよく摂取しないと、栄養バランスを崩してしまい、体調に影響してしまうことがあります。

また、三大栄養素の他にも、ミネラルやビタミン・食物繊維・タウリンなどバランス良く摂取することも必要です。

猫のごはんのバランスを一つひとつ考えるのはとても難しいことですが、総合栄養食のキャットフードを選べば、キャットフードと水を摂取するだけで猫が必要な栄養をバランスよく摂取することができます。

つまり、総合栄養食のキャットフードを必要量・適度な回数で摂取すれば、栄養の面でも十分に満たせるということです。

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7.まとめ

猫の食事の量と回数は、年齢や状況によって変わります。

ただし、原則としては1日に2回以上に分けて、間隔を均等にしてごはんを与えるようにしましょう。

子猫や老猫の場合は消化機能が弱かったり、一度に食べられる量が少なかったりするために、こまめにごはんを与えることが大切です。

ごはんの回数と飼い主さんのライフスタイルに合わせて、ごはんの時間についても調整するようにしましょう。

また、ごはんは時間や量だけではなく、栄養のバランスにも注意が必要です。

栄養バランスに優れた総合栄養食を中心に、ごはんを与えるなどの配慮をするようにしましょう。

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