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猫用ミルクの選び方や与え方とは?知っておきたいポイントと注意点まとめ

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「生後間もない子猫を迎え入れるにあたって、ミルクの与え方について知りたい」
「ミルクは何歳ぐらいまでの猫に与えればよいものなのか?」

子猫にとってミルクは成長に必要な栄養を摂取する重要なものであるため、含まれている成分や選び方のポイントなどを詳しく知っておきたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

猫用ミルクにはさまざまな種類があり、猫の成長にあわせて最適なものを選ぶことが大切です。

本記事では、猫用ミルクを作る際・与える際の注意点や、猫がミルクを飲まないときに考えられる原因・ミルクからフードへの移行方法なども含めてご紹介します。

愛猫の健やかな成長のために、ぜひ参考にしてください。

1. 人間用の牛乳で代用するのはNG

生後間もない子猫はまだ固形物を食べられないため、ミルクを与える必要があります。
このとき、「人間が飲む牛乳で代用できないのか?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、子猫に人間が飲む牛乳は与えないでください。
確かに牛乳にはたんぱく質・脂質・炭水化物などが含まれていて栄養価が高い飲み物と言えますが、それは人間にとっての話です。
肉食動物である猫にとって必要な栄養成分がすべて含まれているわけではないうえ、猫の体質によっては悪影響が及んでしまう可能性もあります。

たとえば、乳糖不耐症やアレルギーの猫に牛乳を与えると下痢や嘔吐・アナフィラキシーショックなどの症状を起こすリスクがあります。
また、牛乳を過剰摂取することで尿路結石症や肥満につながる可能性もあるため、注意が必要です。

身体に影響が出やすい子猫には人間用の牛乳は与えないようにし、成猫やシニア猫であってもどうしても欲しがるようであれば水で薄めて、少量をたまに与える程度にしたほうがよいでしょう。

2. 猫用ミルクとは?

初めて猫を迎え入れるにあたって準備しておくべきものの一つが、猫用ミルクです。
猫用ミルクにはどのような成分や栄養素が含まれており、何歳ごろまでの猫に与えればよいのかなどを詳しく解説します。

2-1. 猫用ミルクに含まれる成分をチェック!

猫用ミルクを選ぶ際には、どのような成分が含まれているのかを確認することも大切です。

猫用ミルクに含まれている主な成分には下記のようなものがあるため、猫の体質や年齢などにあわせてチェックしておくとよいでしょう。

2-1-1. 胃腸の健康をサポートする乳酸菌・ビフィズス菌の増殖を促進させるオリゴ糖

便秘や下痢を繰り返しているなど胃腸の調子がよくない猫には、腸内環境を整える作用があるオリゴ糖を含むミルクがおすすめです。胃腸の健康をサポートする乳酸菌・ビフィズス菌の増殖を促進させるのがオリゴ糖です。
おなかの健康維持に配慮されている猫用ミルクを選びましょう。

便秘や下痢の改善だけでなく、善玉菌の数が優勢になることで歯周病や口臭などの口腔トラブルを防いだり、免疫力を高めたりすることにもつながります。

同時にチェックしたいのが、乳糖です。

猫用ミルクは乳糖がカットされているものが多いのですが、乳糖不耐症の猫が乳糖を摂取すると危険な症状が現れることもあるため、念入りに確認しましょう。

2-1-2. 免疫力維持に役立つラクトフェリン

免疫力の維持に役立つ成分として、ラクトフェリンも注目を集めています。

ラクトフェリンは感染防御機能を持つたんぱく質で、もともと母乳に含まれている栄養素です。

特に、生まれてすぐに母猫の初乳を飲んでいるかどうかがわからない子猫にはラクトフェリンを含むミルクを与えたほうがよいでしょう。

免疫調整作用があるため感染症予防に効果的です。

2-1-3. 疲労回復効果のあるタウリン

猫にとって必須の栄養素はタウリンです。

タウリンは、目や内臓の健康を維持し、疲労回復をサポートするアミノ酸の一種です。

そのほかにも、血圧を正しく維持したり、肝臓の解毒能力を補助したりする働きがあることがわかっています。

このように猫にとって必須の栄養素であるタウリンですが、猫の体内では合成能力が低いため、ミルクや食事で摂取することが望ましいとされています。
実際に、キャットフードの中にも必ず含めるよう定められているのです。

体内に余ったタウリンは尿から排出されるため、過剰摂取を心配する必要はありません。

2-2. いつまで与えればよいのか?成猫にも必要?

子猫にとってミルクは成長に欠かせないものですが、いつごろまで与え続けたらよいのか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

基本的に、母猫が母乳を与えられて子猫もそれを飲める状況であれば、ミルクは必要ありません。
そうでない場合は、乳歯が生えそろう生後8週目ごろまでは猫用ミルクで育てる必要があります。

ただし、子猫の成長が遅い・体が弱いというような場合はそれ以降も継続したほうがよいこともあるため、獣医師さんと相談しながら進めていくとよいでしょう。

成猫になってからもミルクを飲むこと自体には問題はありません。病後の栄養補給などには栄養価の高い猫用ミルクが役立ちます。

しかし、子猫用のミルクだとカロリーが高いため、成猫に与え続けると肥満の原因になります。
必ず給与量を管理しミルクを与えるようにしてください。

3. 猫用ミルクを選ぶ際のポイント

猫用ミルクを選ぶ際には、猫はもちろん飼い主のことも考える必要があります。
どのようなポイントをチェックして選ぶべきなのかをまとめているため、ぜひ参考にしてください。

3-1. 形状で選ぶ

まず、猫用ミルクの形状をチェックしてみましょう。
猫用ミルクには粉末タイプと液状タイプの2種類があり、それぞれ異なるメリットとデメリットが挙げられます。
どちらが自分に合っているのか、慎重に比較して決めましょう。

3-1-1. 粉末ミルクのメリットとデメリット

粉末ミルクは、軽量スプーンを使ってミルクの量を測り、お湯に溶かして作るタイプです。
必要な分だけ作れるためミルクを無駄にすることが少なく、長期保存に適しているので経済的であることもメリットに挙げられます。

ただし、お湯を用意したり粉末を溶かしたりする必要があり、ミルクを作るのに少々手間や時間がかかります。
時間がないときには不便に感じることもあるのではないでしょうか。
そのようなときのために、すぐに与えられる液状ミルクもストックしておくと安心です。

3-1-2. 液状ミルクのメリットとデメリット

液状ミルクは紙パックで売られている場合が多く、開封してすぐに与えられるため手間や時間がかからずに済みます。

数匹の子猫を一緒に育てる際などは一度に大量のミルクを用意しなければならず、粉末ミルクだと大変です。
そのようなときは、液状ミルクを活用してはいかがでしょうか。
また、ミルクをたまにしか与えないときなども液状ミルクのほうが便利です。

ただし、一度開封すると長期保存ができないことや、粉末ミルクに比べて値段が割高なことなどがデメリットに挙げられます。

3-2. 栄養素や成分で選ぶ

猫用ミルクを選ぶ際は、猫の年齢にあわせて必要な栄養素や成分が含まれているかチェックすることも大切です。
子猫・成猫・シニア猫では、それぞれどのようなミルクを選ぶべきなのかをご紹介します。

3-2-1. 子猫にはたんぱく質やカロリーが高めなミルクを

子猫から成猫になるまでの間に20~40倍にまで体重が増えると言われています。
そのため、子猫のうちに十分な栄養があるミルクを与えないと栄養不足で体が大きくならない可能性があるのです。

歯が生えそろっていない子猫は固形物が食べられないため、成長するうえでミルクから摂取する栄養が重要な役割を果たします。
育ち盛りである子猫が必要な栄養をきちんと摂取できるよう、できるだけ高カロリー・高たんぱくなミルクを選ぶようにしましょう。

母猫の初乳にも含まれているラクトフェリンをはじめ、ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれているかどうかチェックしてください。

3-2-2. 成猫は肥満防止のためにカロリー抑えめのミルクを

1歳を過ぎると成長のペースが穏やかになるため、子猫用のミルクではカロリーが高すぎるという問題が出てきます。
脂肪分の多い子猫用ミルクを与え続けていると肥満の原因になるため、高たんぱく・低脂肪の成猫用ミルクに切り替えてください。

基本的には、フードから栄養を摂取できるようになっている成猫にミルクを与える必要はありません。
フードをあまり食べたがらない場合や病気で体力が落ちている場合を除き、欲しがるようであればおやつ程度に与えるようにしましょう。

3-2-3. シニア猫には低脂肪で栄養高めなミルクを

7歳以上のシニア猫になると寝ている時間や動かずにいる時間が増えてくることもあり、高カロリーのミルクを与えると肥満の原因になってしまいます。食の細いシニア猫には、栄養補助として役立ちます。

シニア猫に与える注意点としては、高たんぱくなミルクをシニア猫に与えてしまうと腎臓病のリスクが高まるため注意が必要です。
リンやナトリウムなどのミネラル分を多く摂取しすぎると、腎臓で分解できずに多飲多尿や高血圧を引き起こす原因になります。

さらに、高齢になると関節が動きにくくなってくることも多いため、コンドロイチンやグルコサミンなど軟骨を構成している成分も積極的に与えることがおすすめです。
そのような栄養素が含まれたミルクかどうかもチェックしましょう。

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4 猫用ミルクを与える際の注意点

猫にミルクを与えるにあたって、知っておきたい注意点がいくつかあります。
誤った方法で与えてしまうと猫が体調不良を起こすこともあるため、しっかり確認しておきましょう。

4-1. ミルクの量やお湯の温度に気をつける

猫用ミルクを作る際には、ミルクの量やお湯の温度に十分気をつけるようにしましょう。
ミルクのパッケージに1日の摂取量が記載されているため、1日に与える回数で割ってミルクとお湯の量を調整してください。

成猫の場合は猫の好みにあわせて多少調整しても問題ありませんが、子猫はデリケートなため正確に計算してミルクを作ることをおすすめします。

また、ミルクを作るためのお湯は必ず一度沸騰させる必要があります。
沸騰直後のお湯にミルクを溶かすと栄養価が下がってしまうため、いったん70度くらいまで冷ましてからミルクと混ぜてください。そこからさらに冷まし、人肌より少し暖かいくらいの温度(40度前後)にしてから猫に与えます。

ミルクが冷たいと猫が飲まない可能性があるため、冷ましすぎには注意が必要です。

4-2. 作り置きはしない

猫用ミルクには脂肪やたんぱく質の割合が多く含まれているため、常温のまま置いておくと雑菌が繁殖します。
特に、生まれたばかりで免疫力の低い子猫が腐敗や酸化が進んだミルクを飲んでしまうと、体調不良を起こす可能性があります。

ミルクはその都度作るようにし、作り置きはしないようにしましょう。
もちろん、ミルクを与える際に使用する哺乳器やスポイトなども毎回洗い、清潔に保つようにしてください。

4-3. 適切な量や回数を確認する

ミルクは、猫の年齢を考えて適切な量や回数を与えるようにしましょう。

成猫やシニア猫におやつとして与える場合は1日1~3回程度で問題ありませんが、ミルクが主食となる子猫の場合は生後の経過日数にあわせて1日のミルクの量と回数を決めていく必要があります。

もちろん猫の健康状態やおなかの空き具合によっても臨機応変に対応すべきですが、目安としては購入した猫用ミルクに記載された<与え方>授乳量を参考にするとよいでしょう。

授乳量は、あくまで目安です。子猫の状態に合わせて飲みたいだけ飲ませてください。

子猫へミルクをあげる方法|量や作り方・飲まないときの対処方法まで解説

 

4-4. 吐き出した場合は時間を置いてから少しずつ与える

まだ体力の弱い子猫だと、ミルクを吐き出してしまうことも珍しくありません。

ミルクを吐き出す原因には、ミルクの与えすぎや与え方に問題があることが考えられます。
特に、ミルクを与える際に哺乳器を使っている場合は、哺乳器の乳首に開いている穴が大きすぎてミルクが勢いよく出てしまっている可能性もあります。
乳首をほかのものに換えてみるなどして様子を見てみましょう。

吐き出した後は、時間をかけて少しずつミルクを与えてみてください。

5. 猫用ミルクの作り方と与え方

猫用ミルクを作る際に必要な事前準備や作る手順とともに、子猫へのミルクの与え方についてご紹介します。

5-1. 猫用ミルクと哺乳器を用意する

まずは猫用ミルクのほかに、哺乳器や計量スプーン・ミルクを作るためのお湯を用意しましょう。
哺乳器はペットショップで子猫専用のものが販売されているため、作ったミルクが冷めにくいように小さめの容器を選ぶことをおすすめします。

子猫の吸い付く力が弱く、哺乳器で飲むのが難しい場合は、シリンジやスポイトを用意しておくとよいでしょう。

5-2. ミルクを作る

週齢の低い子猫にミルクを与える際は、哺乳器を煮沸消毒してから使うと安心です。
手をしっかりと洗ってからミルクを作りましょう。

まずはお湯を沸かし、沸騰したら一度70度前後の温度まで冷まします。
哺乳器の目盛りを見ながら冷ましたお湯を入れ、軽量スプーンで測ってミルクを哺乳器に入れてください。

哺乳器に蓋をしてよく振り、ミルクをしっかり溶かしましょう。
人肌より少し暖かいくらいの温度40度前後までミルクを冷ましたら、蓋を吸口に交換して猫に与えます。

5-3.おなかを下に向けた姿勢で首を後ろから支えながら与える

子猫にミルクを与えるときは、人の赤ちゃんのように仰向けの姿勢にしないようにしましょう。
仰向けのまま与えてしまうと気管にミルクが入る恐れがあり、危険です。

まずは子猫のおなかを下に向けた姿勢で、首を後ろから優しく支えてあげましょう。
その状態で哺乳器を45度の角度で斜め上から子猫の口に入れます。

ちゃんと飲めているか確認するまでは少しずつ与えましょう。

6. 猫用ミルクがない緊急時に代用品として使えるものは? 

急に子猫を家に迎え入れることになったときや、ストックを切らしていることを忘れていたときなど、猫用ミルクがない場合はどうしたらよいのでしょうか。あくまで緊急時の対応のみにお与えください。代用品として利用できるものをご紹介します。

6-1. スキムミルク

スキムミルクとは牛乳から水分と脂肪分を取り除いた脱脂粉乳のことで、猫用ミルクの代用品として使えます。
お菓子作りをされることが多い家庭なら、買い置きしている可能性もあるのではないでしょうか。

水に溶けやすいため作りやすいこともメリットですが、通常の牛乳より乳糖が多く含まれているため、長期的に与えるのはおすすめできません。

袋に記載されているよりも薄めに作り、猫用ミルクが手に入るまでの臨時食として、与えるのは1~2回に留めるようにしましょう。

6-2. 無乳糖乳・低乳糖乳

無乳糖乳や低乳糖乳なら猫が下痢になりにくいため、猫用ミルクの代用品にしても問題はないでしょう。
乳糖を一切含まないのが「無乳糖乳」、乳糖の含量が低いのが「低乳糖乳」です。
スーパーやコンビニでも取り扱っていることが多く、手に入りやすいこともメリットと言えます。

それでも人間用の牛乳であることには変わりないため、与えるのはその日限りにしてください。
長期的に与えることはしないようにしましょう。

6-3. 砂糖水

猫用ミルクも上記でご紹介した代用品もないときは、ひとまず脱水と低血糖を回避するために砂糖水を与えましょう。
ミルクを嫌がって飲まないときにも試してみることをおすすめします。

適度な甘みを感じる砂糖水を作り、人肌程度に温めるだけで完成です。
指に砂糖水をつけて猫に少しずつなめさせましょう。

ただし、砂糖水では十分な栄養を摂取できないため、なるべく早く猫用ミルクを与えるようにしてください。

7. 猫がミルクを飲まないときに考えられる原因

猫がミルクを飲まない、または飲みが悪いと心配になりますよね。
場合によってはすぐに解決できる可能性もあるため、まずは考えられる原因をチェックしてみましょう。

7-1. 排泄が済んでいない

猫のおなかに尿や便が溜まっている状態だと「おなかがいっぱい」と勘違いしてミルクを飲まない可能性があります。
おなかをさすってみて張っていないかチェックしてみましょう。
おなかが張っているようなら、排泄を済ませてからミルクを飲ませてみてください。

生後3週目ごろまでは自分の力で排泄できない猫も少なくありません。
母猫がいる場合はお尻をなめて排泄を手伝いますが、母猫がいない場合は肛門を刺激するなどして排泄をサポートしてあげましょう。

7-2. ミルクの味や哺乳器が合っていない

「ミルクの味や哺乳器が合っていない」という理由でミルクを飲まない場合もあります。
単純にミルクの味が好みでない可能性もあるため、違う銘柄のものを与えてみるとよいでしょう。
粉末タイプから液状タイプに換えるだけで飲むようになることもあります。

また、哺乳器の乳首に開いている穴が小さすぎて、吸うのが疲れることが原因の可能性もあります。
逆に、ミルクが出過ぎて飲みにくいことも考えられるため、猫の様子をよく観察してみてください。

7-3. 体調不良が原因の可能性も

排泄を済ませていて、いつもと同じミルクや哺乳器なのに飲まないというときは、体調不良を起こしている可能性も考えてみましょう。

特に、生後間もない子猫はデリケートなため、ちょっとしたことで体調を崩しやすいのです。
「いつもより元気がない」「ぐったりしている」「口の中が乾いている」「皮膚を引っ張ってもなかなか元に戻らない」などの症状が見られるときは、脱水症状を起こしている可能性があります。

また、猫の体温が下がっているとミルクを飲む体力がなく、飲まなくなることもあります。
体を触ってみて冷たいようなら、毛布やタオルに包んだ湯たんぽを使って温めてあげましょう。

8. ミルクから離乳食・フードへの移行方法

猫の成長にあわせて、ミルクから離乳食・フードへと段階的に移行していきましょう。
移行する過程を猫の週齢にあわせてご紹介します。

8-1. 【3~5週齢】ふやかした子猫用ドライフード(おかゆ状)・ミルク+離乳ペースト

3~5週齢ごろになると子猫の乳歯が生え始めてくるため、それまで与えていたミルクを半量にし、残りをふやかしたフードにしてみましょう。
ふやかしたフードは猫用の粉末ミルクに少量のお湯をくわえ、おかゆ状になるまでふやかして作ります。

ふやかしたフードを問題なく口にするようであれば、市販の離乳ペーストとミルクを混ぜて与えてみましょう。

8-2. 【1カ月半齢】離乳ペースト+ふやかした子猫用ドライフード(芯が残る程度)

1カ月半齢くらいになり体重が800gを超えたころから、離乳ペーストへの移行を試してみるとよいでしょう。
離乳ペーストは、肉エキスや魚エキスなどが入っているものがおすすめです。
ふやかした子猫用ドライフードは、ある程度形が残るような芯が残る程度のふやかし具合にします。
行動範囲が広がり、さらに動きが活発になってきたら、離乳ペーストとふやかした子猫用ドライフードを1対1の割合で混ぜたものを与えてみてください。

8-3. 【2カ月齢】離乳ペースト+子猫用ドライフード

2カ月齢を過ぎ、体重が1kgを超えたころから、離乳ペーストとふやかさない子猫用ドライフードを混ぜたものを与えましょう。

1~2週間かけて少しずつ離乳ペーストを減らしていき、最終的に子猫用ドライフードのみにして問題なく食べるようなら、離乳は完了です。

9. まとめ

猫用ミルクを選ぶ際のポイントや作り方・猫にミルクを与える際の注意点などをご紹介しました。生後間もない子猫にとってミルクは大切な栄養源であり、成長に欠かせない存在です。

間違えた作り方や与え方をしてしまうと体調不良を起こす原因にもなってしまうため、事前に詳しく調べておくことをおすすめします。

本記事では、猫がミルクを飲まないときに考えられる原因や、猫用ミルクの代用品などについてもご紹介しています。
初めて子猫を迎え入れる方や、猫用ミルクのことで疑問点がある方は、ぜひ参考にしてください。

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